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エアロスミスの解散騒動、原因は来日公演お土産のたい焼き…海外の有名バンド6つの解散・脱退劇

活動再開と停止を繰り返すMötley Crüe(モトリー・クルー)

 1980年代前半から後半にかけてアメリカを中心に起こった一大音楽産業ムーブメント、LAメタルを代表するバンドといえるモトリー・クルーは、結成から10年目にヴィンス・ニール(Vo)が解雇された。理由は音楽性だったり、素行だったり、趣味であるカーレースに没頭しすぎたなどさまざま。その際にヴィンスは不当解雇の裁判を起こし、ヴィンスと他メンバーの関係は悪化する。

 その後、ヴィンスはソロデビューを果たし、オリジナルアルバムを2枚発表。一方、バンドは新メンバーにジョン・コラピ(Vo)を迎えて活動再開するも人気が振るわず、5年後にヴィンスが復帰する運びとなる。その後メンバーチェンジや休止を経ながら2013年に一旦活動停止し、2014年に活動を再開。2015年末に再び活動停止し現在に至る。

ボーカルは俳優⇒ホームレスと波乱万丈のSKID ROW(スキッド・ロウ)

 1980年代LAメタル・ムーブメント末期にデビューを果たしたスキッド・ロウ。セバスチャン・バック(Vo)が、自身が大ファンのバンド・キッスの再結成ツアーのサポートに就くか否かでメンバーと揉め、それが引き金となって1998年に脱退。バンドも活動停止状態となる。

 その後セバスチャンはソロ活動を開始。193cmという長身に加えて端正な顔立ちで日本での人気も高く、アイドル的な魅力も兼ね備えていた。ルックスを活かして俳優としても活躍するが、2010年の離婚を機に家を失い、一時期はホームレスだったことも。一方バンドは、幾度かボーカルの交代を経て現在も活動を続けている。

たい焼きを勝手に食べられて解散騒ぎ!?Aerosmith(エアロスミス)

 アメリカを代表するハードロックバンドとして、クイーンやキッスなどと並び称されるエアロスミス。2001年にはロックの殿堂入りを果たすなど、本国アメリカのみならず日本においてもかなりの人気を誇っている。そんなエアロ・スミスも、結成から約9年たったころ、スティーヴン・タイラー(Vo)とジョー・ペリー(G)の関係がギクシャクしはじめ、1980年にジョーが脱退。ジョーはソロで活動を続けることに。その後、ブラッド・ウィットフォード(G)も脱退。1984年に両者の間で話し合いが持たれ、ジョーとブラッドは復帰。晴れてオリジナルのメンバー編成に戻る。

 ちなみにスティーヴンは大のたい焼き好きでも有名。ある年の来日公演ではお土産に大量のたい焼きを買い込むものの、メンバーに勝手に食べられ、怒りで解散騒ぎになったこともあったとか……。 <文/ポン白子>
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