寺岡呼人とトータス松本が「カーリングシトーンズの結成秘話」を明かす
’18年夏に突如発表された、寺岡呼人・奥田民生・斉藤和義・浜崎貴司・YO-KING・トータス松本という、豪華すぎる布陣によるバンド「カーリングシトーンズ」。各人がバンドのフロントマン(もしくはソロ・アーティスト)であり、作詞作曲&演奏もこなす、まさにスタープレーヤー「だけ」の集結だ。
全員が50代という大ベテラン集団でもあるが、所属レーベルや事務所の垣根を越え、新人のように心底バンド活動を楽しんでいる。1stアルバム『氷上のならず者』完成のタイミングで、発起人の寺岡、そしてトータスの2人が知られざる結成秘話を語る。
――そもそもメンバー全員、仲のいい飲み友達だと聞きました。
トータスシトーン(※トータス松本。以下、トータス):それがさらに’14年にLINEでぎゅっとなったんですよ。呼人くんが「みんなのグループをつくろうよ」って。僕はその頃「LINEって何?」って感じやったんだけど、設定から何から全部やってくれて。それも電話帳に紐づかないようにとか、ケアがマメなの(笑)。
寺岡シトーン(※寺岡呼人。以下、寺岡):ははは!
トータス:最初に呼人くんと(奥田)民生くんのグループができて、そこに(斉藤)和義くんや浜ちゃん(浜崎貴司)、YO-KINGを呼び込んでいった感じ。グループLINEのなかでは、楽器や機材の情報なんかをやりとりしてました。あとは健康管理のための情報とか(笑)。そしたら、呼人くんがとある日にね。
寺岡:’18年は僕のソロデビュー25周年で、記念にみんなでライブをやろうってダメ元で声をかけたら、奇跡的にみんなのスケジュールが空いていたんですよ。で、どうせだったら1曲でも新曲を作って披露できたらと思っていたら、何曲かできたので、だったらもう新しいバンドとしてきちんとお披露目しようと。
――自然な流れでバンド結成に発展していったんですね。
トータス:そう見せかけて、実は巧妙に周りを巻き込んだっていうか、そういうプロデューサー的能力に長けているんですよね、彼は。「これはノッたほうがいいかな?」っていう流れに持っていくんですよ(笑)。
――それぞれ自分のバンドのツアーもあるなか、アルバム制作はどのようにして進行したんですか?
寺岡:6人で集まってリハをしながら曲作りをするのは物理的に無理だったので、折を見てそれぞれに「新曲が欲しい」とお願いしました。

「LINEって何?」から始まった奇跡のバンド
アルバム制作合宿はまるで大人の修学旅行
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