「ダッドスニーカー」と呼ばれる野暮ったいスニーカーが大流行。海外ブランドを中心に大旋風が巻き起こり、この夏から秋にかけて日本にも上陸してきました。 　ダッドスニーカーに明確な定義はありませんが、要するに「東京靴流通センターで売ってるダンロップのスニーカー」を想像すればOK。気取った印象がまるでない、単なる野暮ったいスニーカーをおしゃれ着に合わせるという、とんでもない流行なのです。 　完璧なものに飽き飽きして「ダサいけど・かっこいい」などの意外性を求めています。DA PUMPの「U.S.A.」は時代遅れのクソダサPVが「逆にかっこいい」と評価され大流行しましたが、ファッションもコレと同じ。「全部完璧」よりも「ちょっとヌケた野暮ったさ」が混じった服装が逆に新鮮に感じるもの。「ダッドスニーカー=U.S.A.」と考えるとなんとなく理解できるかもしれません。時代は「かっこ悪いのにカッコイイ」がトレンドです。 　もちろんダッドスニーカーをそのままチノパンなどに履いてしまうと「単なるおっさん」になってしまうので注意。ポイントは「カッコイイ服と合わせること」です。 　例えば、こんな感じですね。足元はご覧の通り「近所のおっさん感」のあるスニーカーですが、着用している服はスーツ。こんなふうに大胆なバランスをとって「ダサかっこいい」を目指すのが今年のトレンド。覚えておくといいでしょう。全部整える必要はありません、一箇所でいいのでヌケたところを作りましょう。それが今年らしさに繋がります。