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大坂なおみだけじゃない! 各界で活躍するすごいハーフたち

蓮舫…台湾人と日本人のハーフ

 活躍するハーフ有名人はアスリートだけではない。立憲民主党所属議員の蓮舫(50歳)は、台湾人の父と日本人の母の間に生まれたハーフである。  かつてはタレントとして活躍していた蓮舫だが、2004年に政界入り。現在は立憲民主党の副代表として精力的に活動を行っている。ただ、2009年に行われた事業仕分けの際には「(日本のスーパーコンピューター開発が)世界一になる理由は何があるんでしょうか。2位じゃダメなんでしょうか?」と発言し、批判が集中。最近であれば2016年に発覚した二重国籍問題など、よくも悪くも話題の絶えない人物だ。
蓮舫

ハーフ政治家の、そして女性政治家の急先鋒として活躍する蓮舫は、今後の国政においてどのような存在となるのだろうか(画像は蓮舫公式サイトより)

宮沢りえ…オランダ人と日本人のハーフ

 以外にご存知なかった人も多いかもしれないが、女優として活躍する宮沢りえ(45歳)も、オランダ人の父と日本人の母を持つ立派なハーフタレントだ。  若い頃の宮沢というと、1991年には、人気絶頂のさなかにヌード写真集『Santa Fe』(朝日出版社刊)を発表。また、1992年には関脇の貴花田(46歳:現貴乃花親方)と婚約するも、わずか2カ月で婚約解消したりと、なにかと世間を騒がせていた印象があるかもしれない。  一時は芸能活動休止状態にあったものの、2000年代に入ってからは、女優として開花。2003年の『たそがれ清兵衛』日本アカデミー賞主演女優賞を受賞したり、2017年の『紙の月』では同賞で優秀主演女優賞を受賞している。今や時代劇からサスペンスまで、幅広いジャンルで活躍する名女優である。
紙の月

ハーフという印象は薄いが、高い鼻や大きな目は、まさしくオランダ人である父の血なのだろう(画像は、映画『紙の月』公式サイトより)

渡辺直美…台湾人と日本人のハーフ

 最後に紹介するのは、芸人や女優、歌手など幅広い分野で活躍する渡辺直美(30歳)。今でこそ流暢な日本語を話す渡辺だが、2008年頃に“和製ビヨンセ”として一躍大ブレイクを果たした当時は日本語が苦手で、バラエティ番組などでは、ほとんどしゃべらないようにしていたそうだ。というのも、幼い頃に両親が離婚して以来、日本語の出来ない台湾人の母のもとで育てられたからだという。  そんな渡辺、実は今、世界中が最も注目する日本人女性でもある。  2017年、イギリスの女性向けファッション雑誌『VOGUE』が、「アジア人女性の固定観念を破壊する人物」と、渡辺を絶賛。ぽっちゃり体型を恥じずに堂々としているその姿に、世界中の女性が勇気をもらっているそうだ。また、2016年にニューヨーク、ロサンゼルス、台北で開催したワールドツアーも大成功を収めており、“世界の和製ビヨンセ”となりつつある。

 大坂なおみの快挙には日本中が沸いたが、なかには彼女がハーフであることを取り上げて、心無いことを言う者もいた。しかし、彼女が抱く日本人としてのアイデンティティの前では、出自など些末な問題でしかない。大坂を始めとしたハーフの方々の活躍に、これからも期待していきたい。<文/A4studio>
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