一風堂・とんこつラーメン+ハゲ天・天ぷら。超絶カロリーのコラボ店で食べてみた
「合わせ技」という言葉がある。これは主に柔道や空手で用いられるものだが、食にも応用できる。
「天ぷら」と「ラーメン」。北海道の一部では「天ぷらラーメン」と呼ばれるソウルフードが親しまれているようだが、この2つを合わせた料理はまだまだ一般的ではないだろう。そんな合わせ技メニューを、東京・銀座で食べられると聞いた筆者。さっそく食べに行ってみた。
銀座5丁目に店を構える「天丼・らぁ麺 ハゲ天」。天ぷら専門店「銀座ハゲ天」と、大人気豚骨ラーメン店「一風堂」などを展開する「力の源グループ」との共同開発により誕生したお店だ。この店舗で、「天ぷら」と「ラーメン」の組み合わせが楽しめるらしい。
銀座という立地もあってか、高級感漂う外観。店内もカウンター席のみの落ち着いた雰囲気で、回らない高級寿司屋に来たような感覚。
昼時の店内は満席で、どうやら人気店のようだ。10分ほど待って席に通された。
注文したのは「胡麻豚骨らぁ麺」。別皿で、チャーシュー天が2枚、海苔天が1枚、紅ショウガ天が1枚付いていて、値段は980円。
クリーミーな豚骨スープと極細麺は博多豚骨ラーメンを思わせるが、かなりあっさりとした味わいで、ラーメン単体だと正直少々物足りない。だが、別添えの天ぷらをスープに投入すると、だいぶ食べ応えが増す。
ラーメンの具の中ではもっともボリュームのあるチャーシューが2枚も入っており、なおかつ揚げているのだから、なかなか腹にダメージが溜まりそうなもの。だが、あっさり豚骨スープと混ぜると、なぜかそこまで油っぽくなく味わえる。物足りないと思ったあのあっさり豚骨スープがいい仕事をしているのだろう。そもそも、天ぷらと一緒に食べられるラーメンという趣旨で作られているものなので、あくまで2つ一緒に食べることが前提のようだ。
海苔天はカリカリした食感で、単品でもうまい。酒のつまみに合いそうだ。紅ショウガ天はかなり味が濃く、豚骨ラーメンに入れると、クリーム色をしたスープが少し赤色に染まる。薄味ラーメンの味変用に抜群なトッピングだと感じたので、投入は終盤が良さそう。
食べてみての感想だが、この組み合わせはバランスも良く新鮮で楽しめたし、味も良かった。だが個人的にはラーメンよりも天ぷらが好みだったので、今度は天丼単品を頂きたいと思ったのが素直な感想だ。
ハゲ天と一風堂のコラボ
チャーシュー、海苔、紅ショウガの天ぷらと、豚骨ラーメン
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