ニュース

厄介な隣人・韓国との問題を、国際社会の掟である国際法に基づいて考える/倉山満

― 連載「倉山満の言論ストロングスタイル」―

言論ストロング

11月13日、メンバーが原爆のきのこ雲がプリントされたTシャツを着用していたことで騒動になっている、「BTS(防弾少年団)」のコンサートに反対する男性(写真/時事通信社)

厄介な隣人との問題を、国際社会の掟である国際法に基づいて考える


 未来の歴史家は評するかもしれない。「この本こそ、史上最大の嫌韓本だ」と。題名は『嘘だらけの日韓近現代史』、扶桑社新書より’13年に発売された名著である。

 全編にわたり「こんな国のことなど何を書けば良いのだ?」という著者の韓国への無感情が伝わってくるが、この本のヘイトぶりは「おわりに」が白眉だ。延々9頁にわたり、当時の財務事務次官・木下康司に屈服して、消費増税8%を押しつけられた安倍晋三首相に憤っている。揚げ句の果てには「韓国ごとき国に興味など持つな!」と言わんばかりに、韓国の悪口で留飲を下げているネトウヨを叱り飛ばしている。

 読んでいると、「そこまで言わんと、ちゃんと悪口を言ってやれよ」と韓国に同情したくなる。よくこれで、当時のベストセラーになったものだと、不思議である。

 残念ながら著者名は忘れたので、購入して確かめてほしい。

 さて、あまり気乗りしないが、またまた韓国がお騒がせである。仕方がないので3つほど取り上げる。

 1つ目は、「BTS原爆Tシャツ騒動」である。BTS(防弾少年団)なる韓国のヒップホップグループが日本が原爆を落とされたことを揶揄するTシャツを着ていたことが発覚し、日本の音楽番組出演を取りやめとなったという事件である。

 これに対しムキになって批判する人々があるが、その人たちはよほど韓国が好きなのだろう。私などは「ほっとけ」と思う。このグループ、「少年」を名乗っているが、全員が20代前半とか。「少年」を名乗るには、ええ歳こいたオッサンである(大きな声では言えないが、日本にも50代3人組の“少年隊”がいるが)。とはいうものの、大人の常識がなかったのか。

 日本で活動している韓国人が「原爆バンザイTシャツ」なるものを着て公の場に出ようとするなど、韓国で活動する日本人が公の場に「植民地支配万歳Tシャツ」を着て出ようとするようなものだろう。しかも、この20代の少年たち、過去にもナチス風衣装を着て活動し、ユダヤ人団体の抗議を受けている。要するに、関西風に言うと、「アホの子」なのである。事務所の管理体制の問題だ。

 現に、日本のテレビ番組でも出演を差し止められているのだから、それ以上相手にする必要がない。だから、「アホの子など、ほっとけ」としか言えない。

 問題は、大韓民国は国全体が「アホの子」と化しているが、さすがに隣の国なので「ほっとけ」とは言えないことだ。

 第2が、慰安婦問題だ。

 慰安婦問題とは何のことか。「戦時中に日本軍が朝鮮人女性<20万人>を<強制連行>して<性奴隷>にした」として、韓国政府から謝罪と賠償を求められている問題である。歴史問題の代表である。他はともかく、<>内の3か所については、誰も証明していない。だが、歴代日本政府は韓国の主張を呑み、譲歩を繰り返してきた。

 安倍政権は、前朴槿恵政権の時に、慰安婦問題に関する「不可逆的な解決」として、10億円を出資して慰安婦財団を設置した。正式名称は「和解・癒やし財団」。要するに、慰安婦問題をこれで終わりにしようと手打ちしたのだ。

 この財団を、現文在寅政権が解散させると、一方的に通告してきた。言い分は、「政権が代わったから」。このような主張を認めれば、外交関係は成立しない。日本政府は抗議しているが、それ以上具体的に何かをするかどうかは知らない。

次のページ 
3つ目は徴用工訴訟問題

1
2
嘘だらけの日韓近現代史

悪か邪か? 韓国人の歴史観はファンタジーだった





おすすめ記事