年収1000万円稼ぐ人と稼げない人では何が違うのか?
岡崎:そこからどうしたの?
小林:時給900円のラーメン店に1000万円稼ぐ同僚なんていないわけですよ。だからここでは稼ぎ方は学べないと思って、年収が1億円のコンサルタントに弟子入りすることにしたんです。「報酬はいらないから雇ってくれ」って。
岡崎:それはいいね。稼いでる人の周りには稼いでる人がたくさんいるから。逆に稼いでいない人は、同じように稼いでない人とつるんでいる場合が多い。
小林:そうなんです。だから環境を変えないと、“稼いでない人の思考”から脱却できないなって。弟子入りして、稼いでる人の仕事と思考を学ばせてもらいました。
岡崎:そこで得たノウハウって転職するときにも使えるよね。
小林:そうですね。例えば売り上げ10億円規模の会社が持つ“10億円稼ぐノウハウ”は、1億円規模の会社からは魅力的に映るわけですから。
岡崎:今稼げていない人もそうするべきなんだよね。電話帳の中の、一番稼いでる知り合いから順番に電話をかけていって「今度ご飯に連れていってください」ってお願いするだけでもいい。僕は自分より稼いでる年下のコンサルタントにも、「どうやってそんなに稼いでるの?」って聞いたことがあるよ。
【岡崎太郎氏】
’70年生まれ作家。企業に関わって開発した商品の総売上は約1000億円。3月15日に最新刊『億万長者のすごい習慣』(三笠書房)が発売
【小林正弥氏】
’83年生まれ。教育コンサルタント、教育スクールビジネス研究所代表。著書『自分を最高値で売る方法』(クロスメディア・パブリッシング)
― 世代別[年収1000万円]男の働き方 ―
小林:返答はどうでした?
岡崎:「もっと報酬をくれって相手に言ったらいいじゃないですか」って返されたよ(笑)。自分の仕事にはもっと価値があると主張するんだって。たとえハッタリでもね。凡人にはなかなか思いつかないよ。
小林:特に日本人は主張しない兵隊教育で育ちますからね。だから、その枠に収まらない“稼ぐ人”に触れて「この人はこの場面でこの選択をするんだ」という思考を学んで、トレースすることが必要なんじゃないかと。稼げる人のもとでタダ働きをして、将来稼げる知恵を得たほうがいいわけですから。
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