父母2人から虐待され逃げ場のない17歳の少女。“消えたい”衝動でリストカットも…
だが、両親は相変わらず冷酷だ。
「『薬をたくさん飲んでヤバい』と伝えても『水で十分』と2リットル用ペットボトルの水を届けるだけ」
高校入学後もメンタルは安定せず、1か月休学した。
「単位がヤバいってなった翌日から、母は世間体を気にし『留年だけはさせない』と必死。パジャマ姿で『イヤだイヤだ』と泣き叫ぶ私を強引に車に乗せ、高校の門前で突き飛ばすように降ろすと、制服を投げつけて帰っていくんです」
麻耶さんは両親の暴力でついた傷痕を写メで撮影し、フォルダに保存している。20歳になったら彼らを訴えるという。「最後の親孝行です」と静かな笑みを浮かべた。
取材・文/青山ゆか キンゾー
※3/12発売の週刊SPA!特集「虐待される少女たち」より
20歳になったら両親を訴える
―[虐待される少女たち]―
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