夫婦喧嘩で夫の大麻使用を疑う…妻はなぜ気がついた?<薬物裁判556日傍聴記>
―[薬物裁判556日傍聴記]―
仕事の取引先の人間が薬物所持で逮捕され、着信履歴から身に覚えのない家宅捜査を受けたという斉藤総一さん。このとき家族の前で言いようのない悔しさを覚えたという斉藤さんは、これを機に一念発起。やがて556日間薬物事案の裁判に通い、裁判の模様の全文を書き起こすに至った。
執念の薬物裁判傍聴記、9人目となる加藤邦夫被告は裁判時60歳。還暦にして大麻所持で逮捕というのは少なくとも日本では珍しい気がするのだが、現実にはどうなのだろう。トラックの運転手でサーフィンをしているとのことで、一般の還暦に比べて体力はあるのかもしれない。
今回の逮捕のきっかけは家族である。逮捕後には多くの場合、家族に多大な不安、負担、迷惑を強いることになる。それこそが最大の罪という気がするが、では家族に薬物所持・使用者がいると知ってしまった場合。その時、家族はどうするべきなのか。そういったことを考えさせられる法廷である。
※プライバシー保護の観点から氏名や住所などはすべて変更しております。
妻とのケンカで大麻使用を疑われる
自然食品の営業マン。妻と子と暮らす、ごく普通の36歳。温泉めぐりの趣味が高じて、アイスランドに行くほど凝り性の一面を持つ。ある日、寝耳に水のガサ入れを受けてから一念発起し、営業を言い訳に全国津々浦々の裁判所に薬物事案の裁判に計556日通いつめ、法廷劇の模様全文を書き残す
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※斉藤さんのnoteでは裁判傍聴記の全文を公開中 https://note.mu/so1saito/n/nb6bde5f57745
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