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自衛隊の重要な役割が教科書に掲載されたことの意味合い

『しんぶん赤旗』も自衛隊の重要な役割が教科書に載ったと報道

 自衛隊はこのWGIPの影響もあり、常に世論や教育の現場で否定的に扱われる存在でした。憲法9条2項に「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とあるのに、自衛隊は憲法で禁止された軍隊にあたるのではないかといった記述が教科書に記載され続けました。自衛隊員やその家族が学校で悲しい思いをしていたことは、この連載の第51回(「パパの仕事って違憲なの?」 自衛隊は学校でどう教えられている)でも取り上げた通りです。我が国の政府や軍が国民に災厄をもたらしたという思想が刷り込まれたことで起こった悲劇です。 「自衛隊を海外に出せば戦争を始めるぞ!」「海上給油活動支援に自衛隊を出せば戦争を始めるぞ!」「平和安全法制や国民保護法ができれば自衛隊は戦争を始めるぞ!」と何度も何度も何度も戦争が始まるぞという報道がありました。自衛隊が何か新しいことをするたびに世論や特定の団体が大騒ぎします。  しかし、令和になった今もまだ自衛隊は戦争を始めていません。とうとう「平成」の御代は戦争のない平和な時代で幕を閉じました。WGIPに刷り込まれた「ありもしないウソ」に今も踊らされるほど私たちは愚かではありません。だってもう戦後70年以上ですよ?
陸上自衛隊

陸上自衛隊公式ツイッターより

やっと平和と安全を守る自衛隊の役割が明記されたことの意味合い

 新しい時代「令和」が始まりました。前述のとおり、これまで教科書で自衛隊が触れられるときは「自衛隊は違憲である」というような否定的な内容ばかりでした。しかし、平成23年の東日本大震災の救援や復興支援での活動など誠実な自衛隊の姿は世論を変えました。平成29年度に内閣府が行った「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」のなかで「自衛隊に対する印象」を問う質問には、実に89.8%の人が自衛隊に対して良い印象をもっています。変わりはじめています。  そんなとき、自民党文部科学部会長でもある参議院議員・赤池誠章氏から「自衛隊の災害派遣、海外派遣等の重要な働きが教科書にとうとう明記されました」と教わりました。「『しんぶん赤旗』(日本共産党中央委員会発行)は報道してくれました」いうことでしたので、さっそく当該記事を探しました。  2019年3月27日付の『しんぶん赤旗』によると2018年の小学校教科書改訂で教科書に自衛隊の記述が登場したとあります。小学校4年の教科書で災害派遣や救援に関して、警察・消防に加え自衛隊を取り上げたそうです。また、小学校6年生の教科書で自衛隊が南スーダンへの派遣で道路補修などの協力をしたとの記述が加わりました。  さらに「憲法」の平和主義の部分には「自衛隊の役割」という記述も加わりました。これまでの自衛隊については否定的な記述だけの教科書から脱却したようです。
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「北方領土」や「竹島」の領土問題
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自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

日本の安全保障を担う自衛隊員が、理不尽な環境で日々の激務に耐え忍んでいる……

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