オジュウチョウサンの平地重賞制覇は可能か? 近年上がり勝負のアルゼンチン共和国杯
「もう衰えたのではないか……」前走の六社Sは直線後退し10着の大敗。実施したツイッターアンケートでも今回G2となるアルゼンチン共和国杯では苦戦し着外となるだろうという意見が過半数を超えた。
問:アルゼンチン共和国杯にオジュウチョウサンが松岡騎手で挑戦予定です。他馬も話題の馬たちが揃って激戦の様相。何着になる?
10% 優勝で平地重賞制覇だ!
10% 2~3着で馬券圏内に!
22% 掲示板には入ってくれる!
58% いや、厳しいやろ…6着以下で
前走の大敗を見たg.kishi氏は、そもそも上がり勝負の競馬では厳しかったという。
「仕上がり途上だったのか、衰えか。私はどちらでもなく、単純にレースの適性が向かなかったのではないかと見ています。昨秋勝った南武特別はレースの上がり3Fが35.2だったのに対し、六社Sでは33.9でした。過去のオジュウチョウサンの好走歴を見ても上がり時計は35秒台に留まっていたことから考えても、単純な切れ負けではないでしょうか」
確かにそもそもオジュウチョウサンに向いたペースではなかったと考えるべきなのかもしれない。オジュウチョウサンが勝つには、自分の競馬に持ち込む必要がありそうだ。
今回のレースも六社Sと同様になってしまう可能性が高い……g.kishi氏は厳しい状況を想定する。
「過去のアルゼンチン共和国杯から見ても、ズバリ「上がり3F性能」が必須なレースです。2013年以降、勝馬はレースの上がり順位は全て3位以内です。連対(2着以内)まで広げても4回で3位以内でした。1度だけ上がり5位だった馬に2着がある程度で、とにかく上がり性能「だけ」が問われているのが近年のアルゼンチン共和国杯です。
こうなるとオジュウチョウサンは非常に厳しい。前走の上がり負けの恐怖再びといったところでしょうか」
しかし、オジュウチョウサンにとってこの状況を打開する手はあるにはある。
今回も松坂世代のネット競馬解説コンビ、公営競技をニコ生やTwitterで解説する筆者・シグナルRightと、ネット競馬ブログ界の重鎮「世界的備忘録」の競馬ブロガーg.kishi氏のコンビでお送りする。オジュウチョウサンの冒険を追う勝SPA!編集部恒例のアンケートシリーズですが今回はストレートに伺います!
— 勝SPA!(SPA!ギャンブル班) (@kspa_official) October 28, 2019
アルゼンチン共和国杯にオジュウチョウサンが松岡騎手で挑戦予定です。他馬も話題の馬たちが揃って激戦の様相。何着になる?
(当アンケート結果は勝SPA!記事に掲載予定です)
そもそも府中に適性がないのかも
アルゼンチン共和国杯も「上がり勝負」で苦しい状況
1
2
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
記事一覧へ
Twitter:@signalright
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ