――森田さんは世界大会にまで出場されましたが、ここまでモルックにハマった理由はどこにあるんでしょうか？ 森田：ただ木の棒を投げてスキットルに当てるだけではなくて、50点をどのように稼ぐかの戦略を考えるところが面白いですね。モルックはプレーするのはもちろん、見るのも楽しいスポーツです。 　ほかの人のプレーで「こういう点の取り方があったか」と感心することも多いので。先を見てプレーするのは、囲碁や将棋に似ているところかもしれません。とにかく一度やってみたらハマる方が多いと思います。 森田：しかもモルックのセットは、6000円とかで安い。それに公園があればできるのでお手軽です。プレーするときの見た目もわりとお洒落で優雅な遊びなので、原宿とかにモルックストアとかできたら意外と流行るかもしれませんね。 　世界大会の模様を撮影した動画の反響もよくて、すぐに30万回くらい再生されました。芸人仲間からも「モルック、面白そやな」って言ってくれたり、かなり反響はありましたね。 ――モルックがもっと流行るのはいつ頃だと思いますか？ 森田：やはり影響力のある人が、モルックを始めてくれると急激に広まると思います。芸人の狩野英考さんもモルック好きみたいで、テレビ番組『内村さまぁ～ず』の企画で売り込んでいましたね。 　それで内村さんやさまぁ～ずさんがモルックをプレーされて、そのときはモルックのセットがかなり売れたそうです。巷でじわじわきている感はありますね。まだ発展途上のスポーツなので、自分たちで盛り上がりを作っていく楽しさも魅力ですよ。 森田：あとは相席スタートの山添さん、バイク川崎バイクさんが練習に来てくれたりとか。野呂佳代ちゃん、メープル超合金のなつさんが来てくれたので、“モルック女子部”を計画中です。それに加えて「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さん、俳優の斎藤工さんなどの著名人の方が名を連ねている“モルックやってみたい”というグループラインもあります！　まだ開催されてないですけどね！(笑) ――モルックを続けていくなかで夢はありますか？ 森田：来年1月に「森田カップ」という国内最大級のモルックの大会を予定しています。いま場所を選定しているところですが、モルックをやったことない人とかも参加してもらえたらなと思っています。 　最終的には、“サッカーうまい人”“野球うまい人”みたいな感じで“モルックうまい人”がモテるくらいの感じにしていきたいですね。モルッカーが女子アナと結婚する時代が来てくれればいいなと！(笑)　みなさん、ぜひ1月の「森田カップ」に参加してモルックを楽しんでくださいね！
＜取材・文／すずきおさむし　写真／笠井浩司（KKフォトグラフ）＞