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誕生月限定の「JR四国・乗り放題きっぷ」で四国一周してみた

やはりコスパは最高だった

特急むろと

特急むろと

 最終日の3日目は、徳島駅から「特急むろと」で終点の海部駅へ。しかし、現在この特急は1日1往復のみで、それも手前の牟岐駅止まり(※乗車したのは減便になった昨年3月のダイヤ改正の直前)。
阿佐海岸鉄道

阿佐海岸鉄道

 海部駅からはわずか8.5キロの第3セクター線の阿佐海岸鉄道で終点の甲浦駅まで行ったが、同路線は今年中に線路と道路のどちらも走行可能な「デュアル・モード・ビークル(DMV)」を日本で初めて導入することをすでに発表している。筆者が訪れたときはまだ普通の電車だったが、DMVは車輪付きのバス型の車両が走るのでこれはかなり貴重。詳しい導入時期はまだ未定のようだが見た目のインパクトも大きいし、乗る価値はあるはずだ。
鳴門のうず潮

鳴門のうず潮

 甲浦駅からは再び北上し、徳島駅を経由して鳴門駅に移動。名物の渦潮を見た後は徳島駅を離れ、池谷駅で「特急うずしお」に乗り換えてJR四国管内で唯一本州側にある児島駅で下車して乗り潰し完了。特急が乗り放題だったこともあり、ほぼ日中の移動だけで四国のJR線を完全制覇することができた。  調べたところ、高松~高知は特急自由席利用で片道4990円で往復分よりもバースデイきっぷのほうが安い。松山~高知は途中乗り換えが必要だが全区間特急自由席の場合、片道9390円とほぼ片道分に相当し、改めていかにお得なきっぷか理解できたはずだ。  誕生月限定との縛りはあるが、四国内をアクティブに観て回りたい人にはうってつけ。自分や家族、友人の誕生月に合わせ、バースデイきっぷを利用した旅行を計画してみるのもいいかもしれない。<取材・文・撮影/高島昌俊>
―[シリーズ・駅]―
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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