更新日:2023年05月23日 17:00
エンタメ

沢尻エリカの女優復帰はある? 業界関係者が語る今後の動向

 合成麻薬のMDMAとLSDを所持していたとして、麻薬取締法違反の罪に問われていた人気女優・沢尻エリカ(33)に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が下された。沢尻エリカは公判で「女優復帰は考えていない」と主張したが、事務所側は解雇をせず、更生のサポートをする姿勢を見せている。
沢尻エリカ

画像:沢尻エリカ 謝罪文(エイベックス・マネジメント)

 つい先日、麻薬取締法違反罪で執行猶予付きの有罪判決を受けたピエール瀧(52)が来年公開予定の映画『ゾッキ』(来年公開)の撮影に参加することが明らかになったが、同様に沢尻エリカに復帰の可能性はあるのか? そして復帰した際、彼女へのオファーはあるのであろうか? 業界関係者たちに話を聞いてみた。

圧倒的な知名度を持つアジアで再起を誓う……?

 まず、某週刊誌の芸能班記者A氏の声。 「業界復帰については、芸能界に復帰してほしい事務所と静養してほしい家族との間で話し合いが組まれているようです。公判にも出廷した沢尻さんのお兄さんが『芸能界に戻らないでほしい』と切に願っている。元々父親を幼くして亡くしている沢尻さんにとって、お兄さんは父同然の存在で、今回の発言も家族を思ってのモノだと思います」  今後、事務所はどのような形で沢尻エリカを売り出そうとしているのか? A氏はこう続ける。 「ズバリ、アジア進出ですね。2018年に中国・上海で開催された『上海国際映画祭』に出席した際、彼女への声援は他の俳優陣と比べ物にならないほどスゴかった。中国で沢尻さんの出世作『1リットルの涙』(フジテレビ系)が放送されて以来、彼女は日本人女優トップの知名度を誇り、知らない人はいないほどの有名人になっているらしいです。もしも日本での復帰が難しいとしても、事務所的には“中国を中心にアジアの作品に出演してほしい”と考えているようです」

妖艶な演技をできる日本の女優は沢尻エリカだけ

 続いて、民放キー局の女性ドラマプロデューサーのB氏にも、沢尻エリカの今後について聞いてみた。
映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』公式サイト

画像:映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』公式サイト

「私個人としては、ぜひ芸能界に復帰してもらいたいです。綾瀬はるかさんや石原さとみさん、新垣結衣さんなど同年代のトップ女優は素晴らしい方々ばかりですが、どうしても前向きなキャラクターしかできない。今後、アラフォーになっていくにつれて二面性のある役や、妖艶な女性や悪女のような役をできないと役の幅が狭まると思っています。  その点、沢尻さんが昨年公開された映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』で演じた太田静子という役は、女性から見ても艶やかで魅力的でした。同作品に出演していた二階堂ふみさんあたりが沢尻さんの後継者になるのでしょうが、まだ若すぎる……。沢尻さんにしかできない役は無限にあると思うので、しかるべきタイミングで復帰してほしいです」  しかし、視聴者やスポンサーの声も無視はできないようで……。 「初犯とはいえ、薬物を10年以上常習していたというのは致命的だったかなと。我々のようなスポンサーありきの会社(テレビ局)では使いづらい。やはり、ネット配信サービスや映画や舞台などになってしまうのでしょう。実は沢尻さん主演のドラマの話が進んでいただけに残念ですが……」
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近年、台本の読み込みや作品への思い入れが薄かった
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テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

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