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英語YouTuberが選んだ「流行語になりそうな英語表現」5選

3「throw shade」

意味:「(裏で)陰口を言う」 「これはニューヨークにいた友達に教えてもらった新語。投げるを意味するthrowと、陰を意味するshadeから成り立っていて、それを合わせることで『陰口を言う』という意味になります。たとえば誰かが自分の悪口を言っていたとしてそれに気づいたとき、相手に『You were throwing my shade.(=私の悪口言ってたよね!)』と強く問い詰めるときに使うそう」

4「Balling」

意味:「お金持ちな」 「最近ネイティブの人たちは、豪華な家に住んでいたり、高価なものを着けている人を見たら『You are so balling.』と褒めているそうです。だたしこの新語は、発音に注意が必要。“l”の発音が“r”に聞き間違われると『You are so boring.』と聞き取られて『退屈な奴だ』と言っていることになります。また、非ネイティブのヨーロッパ系の人だと通じないこともあるので、使うシーンを選んだほうがいいでしょう」

5「It’s got a kick to it.」

意味:「めっちゃ辛いね!(刺激的だね!)」
外国人の友達にラーメンを食べてもらう動画を撮ったのですが、そのときに出てきたフレーズです。『キックをくらった』という表現が面白いですよね。それくらいの刺激が舌にきていることが、このフレーズからわかります。日本人でいうところの、かき氷を食べたときに頭が痛いときに『頭がキーンとする』という表現に近いものがあります」 「日々動画を撮って訳をつけているので、そこで新しい言葉を発見することが多いですね」と語るバカイトさん。動画を作るにあたって気をつけているのは、“堅苦しくならないこと”だという。 「国籍や話している言葉は違っても同世代の人と話しているので、基本的に喋っている雰囲気は一緒なんですよね。若者言葉というか、ふざけてじゃれ合うみたいなコミュニケーションが楽しいわけで。そんな難しい言葉遣いをする必要はないし、もっとカジュアルに英語は楽しめる。Youtubeではその雰囲気を壊さないような日本語訳をつけるように気をつけています」  一風変わった英語動画を更新続ける彼が発信するカジュアルな“新語”は、凝り固まった日本人の英語観をアップデートしてくれる。必見だ。 <取材・文/すずきおさむし>
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