雑学

スマホを手に持って歩いていただけで犯罪に巻き込まれた…【知られざる 歩きスマホ事件簿】

 いまや我々の日常生活に浸透しきっているスマートフォン。気がつけばスマホに手を伸ばしてしまっている状態は、もはや「スマホ中毒」と言っていい。そんな生活は、人々にどんな影響をもたらすのだろうか?

スマホを持って歩いているだけで軽犯罪のカモ!!


歩きスマホ 「ポケモンGO」の流行で、歩きスマホの危険性が多く報道されたが、実は歩きスマホは犯罪に巻き込まれるリスクも高めてしまう。

「まず、ひったくりに遭いやすくなります。私が裁判を傍聴した事例では、37歳・無職の男性が生活費に窮し、スマホのひったくりと転売を繰り返して逮捕された事件がありました。歩きスマホ中は、注意力が散漫になるため、ほかの持ち物をひったくられるリスクも上がりますし、女性の場合は強姦犯に狙われやすくもなるでしょう」と話すのは、交通ジャーナリスト・裁判ウオッチャーの今井亮一氏。

 だが、「歩きスマホをしていて事故や犯罪の被害に遭った」という話は、被害者側の落ち度になるため、裁判では言及されにくく、報道もほとんどないという。

「検察側も、被告人をかばうような事実は言いたがりません。そんな背景もあって、歩きスマホで犯罪被害に遭うリスクがあまり周知されていないのは、憂うべき状態だと感じています」

 男性の場合、不自然な位置でスマホをいじっていると、盗撮を疑われるリスクも増大する。

「東京都の迷惑防止条例の第5条第1項第2号では、盗撮について『公共の場所若しくは公共の乗物において、人の通常衣服で隠されている下着又は身体を、写真機その他の機器を用いて撮影し、又は撮影する目的で写真機その他の機器を差し向け、若しくは設置すること』という条文があります。つまり、差し向けただけでも罰則を受ける可能性があるわけです。実際に、大阪では、『女性のスカート内に小型カメラを差し入れた疑い』で中学教諭が逮捕された事例がありました」

 例えば、電車の中でスマホを持った手を下ろしたとき、その手がミニスカートの女性の脚付近にきてしまったとする。このとき、女性や周囲の人に「盗撮だ!」と言われたら、「黒に近いグレーとして扱われることもあり得る」(今井氏)。最終的に身の潔白が証明できたとしても、そんなトラブルに巻き込まれるだけで大迷惑だ。

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盗撮犯を狙う“盗撮ハンター”とも言うべき恐喝犯も!

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