ライフ

ユニクロ「買いたい/買ってはいけない」ジャケット。テレワークに不向きなのは?

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第277回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 小耳に挟んだ情報ですが、ユニクロのジャケットが死ぬほど売れてるらしい。  Zoom会議での需要が大きく、「着心地がいいフォーマルジャケット」が市場で動いているようです。その恩恵を最も受けているのがユニクロ。クールビズ向けラインナップを増やし続けることで、イメージを植え付けておいたのが勝因でしょう。 「家で着るジャケットがほしいな、あっユニクロならあるか!」とオンラインストアに殺到している模様。アパレル大不況のコロナ下でもユニクロ神話は崩れない、さすがすぎるよ、柳井御大。アンタ、未来から来てるんちゃうか?  さて、今回はそんなユニクロのジャケット。こんなご時世だからこそ、「テレワークに向いているか否か」をレビューしていきましょう。

▼「テレワークに向いている度」50%

ストレッチウールジャケット 1万6900円(+税)  最も不向きなのがこちら。完成度の高い本格仕様、ユニクロが誇る最高品質ジャケットです。何しろ5万〜6万円クラスの高級スーツなどで使われるような素材を使い、さらにセミオーダー対応で袖丈や身幅などを細かく調整できる。なんでこれが1万円台で買えるのか……。セミオーダーによる完璧なシルエットはもちろん、高級スーツ同様の極上綾織素材「super110’s」を採用しており、風合いや見た目も文句ナシ。しかし、残念ながらリモートワークには不向きです。  もちろん「着てはいけない」わけではないですが、問題はシワになりやすい点。ウールが98%と天然素材なのでシワがつきやすく、洗濯機で洗えない。なので、在宅ワークで座りながら仕事をしていると簡単にシワが定着しちゃうし、何よりストレッチ性もほかの製品と比べると、ずいぶん低いので着心地がよくない。  無論、平常時なら着心地を多少犠牲にしても、この本格ジャケットの美しさを堪能できるなら「買い」の一択だし、私自身もこの製品を強くプッシュしていましたが……残念ですが、リモートワークのZoom会議においてはこの製品の「風合いの美しさ」が伝わらない。荒い動画ではこの高級感はまったくと言っていいほど伝わらず、ここまでこだわるほどの「意味」がないのです。  もちろん製品としては大変優れているものなので、「外出着」としては今回紹介するアイテムの中でトップクラスだと思います。しかしながら、Zoomではそこまでクオリティが必要ない、だったらこの金額出す意味もないか……と判断しちゃいます。すでに持ってる人が使うのはもちろんまったく問題ないですが、今から在宅ワーク用に買おうとしているなら再考の必要があるかもですよ。

▼「テレワークに向いている度」80%

コンフォートブレザー(袖丈着丈標準) 5990円(+税)  リモートワークで選ぶならコレがおすすめ。コンフォートブレザー。とにかく楽チン、だって着心地はもうこれスウェットだもん。ストレッチ性が高く、柔らかい素材感のジャージ風生地。これでストレス感じるようなら、もう裸で過ごすしかないよ(笑)。  もちろん洗濯機でガラガラ洗えるイージーケア。いささかスウェット感が伝わる素材ですが、まあZoom会議くらいならまったく問題なくフォーマル感が出せます。楽チンでフォーマル、これ以上ないほどおすすめ。  ただし、コンフォートの生地はスウェットライクなだけにわずかに肉感があります。これからの時期……特にこのGWは夏日が続いたこともあり、「暑い」と感じた人も多いはず。「このくらいの気候ならもうちょっと薄いほうがありがたい」という気候的な問題で、20ポイントダウンさせて80%にしておきました。
次のページ
テレワークに向いている度100%
1
2
Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事