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緊急事態宣言中に結婚式を挙げた夫婦。「後悔しかない…」夫が嘆くワケ

 新型コロナウイルスの影響で結婚式の延期や中止を決めた夫婦も多いと思うが、そこに重くのしかかるのはキャンセル料。そんな中、緊急事態宣言発令中に式を挙げた夫婦がいた。

キャンセル料がもったいない…消毒液&マスクを高額で仕入れる

結婚式イメージ

写真はイメージです(以下同じ)

「僕は乗り気ではなかったんですが…」重い口を開いて語ってくれたのは真一さん(仮名・30代)。一体なぜ、この時期に結婚式を? 「決行は妻が決めました。僕は、“参列者の気持ちも考えて欲しい”と伝えましたが、結婚式のキャンセル料が惜しかったようです」  真一さん夫婦は都内の結婚式場で60人規模の披露宴を予定していた。新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた3月頃の時点では、キャンセル料として総額の80%である約350万円が発生してしまう状態だったと話す。 「消費者センターに相談しても、“キャンセル料は仕方がない”といった回答。絶望しましたが、諦めて支払うしかないのかなと思いました」  高額なキャンセル料のことで頭が一杯になってしまった真一さん。ショックで体重が減ってしまったとか。 「やつれた僕を見て、妻が“そんなに悩むなら結婚式をすればいいじゃない”って言いだしたんです。でも、こんな状況。“今回は諦めるしかないよ”と伝えたのですが…彼女は“受付に除菌スプレーとマスクを置けば大丈夫!”って言ってきたんです」  しかし、新型コロナウイルスで混乱を極めていた時期、気軽に除菌スプレーとマスクを手に入れることはできなかったはずだ。 「フリマアプリで高額な除菌スプレーとマスクを購入したんですよ。定価の10倍近い金額ではないでしょうか。結婚式のキャンセル料で頭がいっぱいだった僕としては、正直無駄遣いにしか見えませんでした」  奥さんの言い分としては、どうせ費用が発生するなら結婚式を決行したほうが良いというもの。40人くらい出席してくれれば、キャンセル料よりも安い出費で抑えられるとのことだった。彼女の説得に折れた形で、真一さんは要求を飲むことにしたそうだ。 「結婚式を挙げることを参列者に伝えた時のLINE…。今でも思い出すと具合が悪くなりそうです。参列者に対し、結婚式を挙げる旨を連絡すると、“緊急事態宣言が発令されているので今回は欠席でお願いします”と、大半の人からすぐに返事が。お互いの勤務先の人たちにも声をかけても、代表して上司から“感染拡大防止の為、社員は欠席で”と伝えられましたね」

参列者は10名

参列 結果、参列者の人数は両親と独身の友人のみの10名。親戚も呼んでいたのだが、高齢者もいたため遠慮されたと真一さんは嘆く。 「両親からは、“こんな時期に無理に挙げなくても…”と言われました。僕だってそう思います。でも妻が怖かったです」  大幅に人数が減ってしまったので、大きめの披露宴会場から小規模のものへ変更しようとしたそうだが、ちょうど空きがなく、スカスカの状態となってしまったという。
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