デジタル

iPhoneで出来る、マイナポイントをPayPayと紐付けする手順

コンビニの端末でも申込できる

 以上は7月2日に筆者が設定した時点の方法で、今後細かい変更や改善が施される可能性も十分にある。  実際にやってみると、いささかプロセスが多いというのが筆者の感想だ。また、先述のようにマイナンバーカードのNFCチップをなかなか読み取ってくれなかった。これは明記せざるを得ない難点である。  スマホに慣れていない人では、ところどころでつまずく可能性がある。筆者の拙い文章の記事を読んで全ての設定を終えることができたのなら、相当な成果だ。現実は途中で諦めてしまう人が出てくるのでは……という感想を抱かざるを得ない。ふたつのアプリを跨がなくてはならない点、マイナンバーカードを読み取ることができないスマホでは設定ができない点も、大きなマイナス要素だ。  が、そのあたりの対策は既に施されている。マイナポイント公式サイト『マイナンバーカードでマイナポイント』によると、市区町村窓口・郵便局・コンビニ・携帯ショップ等の全国約9万ヶ所にマイナポイント申込端末を設置するという。
マイナポイント

画像は、マイナポイント公式サイトより(以下同)

 これを使えば、上記のプロセスよりも遥かに単純な流れでマイナポイントの申込ができる。 マイナポイント 今年の初めまで「マイナポイントは情報格差を発生させてしまうのでは?」という懸念が存在し、実際に国民の多くがそれを利用するための準備が整っていなかった。が、今は状況が変わっている。準備は整いつつあり、同時に各キャッシュレス決済銘柄もマイナポイントを念頭に置いた独自のキャンペーンを企画している。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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