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「買ってはいけないユニクロ」最新ワースト5。品質は最高でもデザインが…

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第287回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 今回は「買ってはいけないユニクロ」ワースト5をお届けします。悪くないんだけど……惜しい! これを買うならほかのほうが使いやすい……! ちょっと着まわしにくい……!  万能ユニクロの中でもそんな「ちょっと惜しいアイテム」を5つご紹介します。

▼機能性と着心地だけは完璧だが…

ロールアップスリークォーターカーゴ 2990円(+税)
ロールアップスリークォーターカーゴ

ロールアップスリークォーターカーゴ

 ユニクロの定番アイテム。ロールアップしてはくことができる優れもの。素材は軽く、着心地がいい。ポケットが多く、収納性も極めて高い、財布でもスマホでもあらゆるものが入る。機能面と着心地だけいえば完璧すぎるくらいの出来ですが、いざはいてみるとなかなかの「イキった中学生感」が出てしまう。  今回、紹介して挙げているものほぼ全てに共通していえることですが、もちろん着こなし次第でおしゃれにすることはできます。しかしながら、一部のおしゃれな人以外は「試行錯誤してサマになる服」よりも「パッと羽織って簡単に”ぽく”なる服」を求めるでしょう? その意味で「買ってはいけない」と挙げているので誤解なきよう。全否定するわけではありません。
ロールアップスリークォーターカーゴ

ポケットが盛りだくさん

 このカーゴもオーバーサイズのシャツを合わせるなど着こなしの工夫でおしゃれにみせることができる。ただし、普通に何も考えずプリントTシャツを合わせると……もうほんと「ポケットが多い服のほうがなぜかかっこよく見える病」にかかった中学生男子の着こなしになってしまう。(そんな時期ありませんでしたか?)  特にベージュカラーなどはかなりむずかしい。
ロールアップスリークォーターカーゴ

特に難易度が高いベージュ

 明るい色味で素材のガサつきも目立ってしまい安っぽさが際立つ。黒カラーなどであればまだ素材の風合いが目立ちにくいので通用するのだけど……。買う際は「機能面全振り」で購入するか、それか「どんな服でもおしゃれに見せる自信」が必要です。
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野暮ったく見えがちなポロシャツ
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