エンタメ

10歳で曲芸師に弟子入りした尾藤イサオ。歌手を目指したきっかけは?

『あしたのジョー』の「♪ルルル~」。実は歌詞があった!?

 尾藤イサオさんといえば、代表曲の一つに『あしたのジョー』があります。『あしたのジョー』は、団塊の世代にはバイブルのようなマンガですが、この主題歌を尾藤イサオさんが歌っていました。
尾藤イサオ

「いまもアニメファンに、『あしたのジョー』を応援してもらっていますよ」と尾藤イサオさん

「『少年マガジン』の『あしたのジョー』を愛読してたから、主題歌の依頼があったときは、本当にうれしかったですね。この歌を作曲した八木正生(まさお)先生の仕事場で、関係者を集めて私の歌を聞いてもらったんです。ピアノの伴奏で歌い始めると、関係者から『おお、いいですね』という声が聞こえて、(そうだろう、そうだろう)と思いながら、感情を込めて歌っていたら、歌詞が飛んじゃって、♪ルルル~と、ごまかしたら、八木先生が『それがいい! これでいこう!』と歌詞があるのに、ルルルに変えちゃったんです。作詞は、劇作家の寺山修司さんだったんですよね(笑)」  スタジオライブでは、尾藤イサオさんが、アニソンの金字塔『あしたのジョー』と、人生を変えたプレスリーの『監獄ロック』を、76歳とは思えないロックな歌声で披露します。8月6日放送の番組を、どうぞお楽しみに!
尾藤イサオ

リーゼントをバッチリ決めて『監獄ロック』を披露する尾藤イサオさん

(※)尾藤イサオ。1943年11月22日生まれ。東京都出身。10歳の時、曲芸師・鏡小鉄氏の内弟子となりジャグラーや投げ物等の曲芸を習う。1961年には曲芸団の米国興行に加わり、帰国後エンタテイナー目指してレッスン。18歳で歌手デビュー。第20回記念日劇ウエスタンカーニバル・プレスリー賞を受賞。1964年にアニマルズの『悲しき願い』をカヴァーし、ロカビリー・ブームに乗って一躍人気に。1970年『あしたのジョー』がヒット。ドラマ、映画、舞台など俳優としても活躍し、数々の演劇賞を受賞する
タレント、音“楽”家(おんらくか)。 邦楽、洋楽問わず、音楽好きが高じて、番組出演にとどまらず、テレビやラジオの番組監修、構成、音楽解説なども手掛ける。TOKYO MX『ミュージック・モア』(毎月第1・第5土曜日午前11時30分放送)ではレギュラーMCを務める。
1
2
おすすめ記事