仕事

部下の手柄はオレの物…『半沢直樹』ばりの悪役上司は実在した

上司のポジションを狙っているわけではなかったのに……

「この上司のもとに配属されから、私は業務を効率化するためのいろんな提案を行っていました。しかし、上司は『悪くない案だけど……』と認めつつも採用することはほとんどなかった。もともと保守的な方みたいで、私のことを疎ましく思っていると人づて聞いていました。それならばと私もあまり波風を立てないように意識していたつもりだったんですけどね」  現在は本社に戻れたそうだが、地方の工場で過ごした2年間はあまりに長い。 「何もなかったですが、穏やかでいい場所でした。ただ、それだけです(笑)。私自身、上司を蹴落とそうなんてつもりはありませんでした。普通に自分の下で使ってくれさえすればそれでよかったんですけどね」  上司と部下では立場も違うし、考えが異なるのも仕方のないこと。仮に野心があっても全員が上司を失脚させようと狙っているわけではないのだが……。<TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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