カーライフ

女子にモテないカー選手権。アヴェンタドール?GRヤリス?それとも

★GRヤリス登場記念! 第3回(ぐらい)女子にモテないカー選手権開催  オッサンに女子の前髪の微妙な違いがわからないように、女子にオッサンのクルマ趣味がわかるわけがありません! オッサンは女子の前髪なんか興味なしですが、女子もオッサンのクルマ趣味に興味なし! でもね、前髪には興味なくても、女子に興味はあるわけですよ。なので、オッサンは女子の気持ちを知っておきたいのです! 生かす機会は永遠になくても……
オートクラブ

KING OF MOTENAI CAR AGAIN

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi

連覇か? それとも新王者誕生か?

 ’80年代のデートカーと言えば、プレリュードやシルビアなど、速そうな形のスポーツクーペと相場は決まっておりましたが、21世紀初頭から、速そうなクルマは「オタク臭くてバカっぽい」と女子に嫌われる、「モテないカー」となってしまいました……。  しかし男には、より速く走りたいという本能がある! そのため、速そうなクルマは細々と存続し、スポーツカー冬の時代となっても、ごくたまに新型車が登場しております。
オートクラブ

トヨタ・GRヤリス

 今回トヨタがリリースしたGRヤリスは、ラリー界を制覇すべく投入された、豊田章男社長肝煎りの超本気マシン! ラリーで勝つには、軽くて小柄で超ハイパワーな4WD車でなくてはならぬ! GRヤリスの小柄なボディにガバッとデカい口、ガバッと幅広いオーバーフェンダーは、まさに生まれながらのアスリートの形!  しかし、「小さくて速そうなクルマ」というのは、女子にとってはオタク臭いうえに貧乏臭いということになり(500万円近くするけど)、モテない素質も満点。GRヤリスは、モテないカー界の超新星でもあるのです!  今回は、そんなGRヤリスの登場を祝って、過去のモテないチャンピオンマシンたちに挑戦してもらいました。選考方法はこれまでと同じく、扶桑社出入りの20~30代女子10名に写真を見せ、どれが一番嫌いかを選んでもらいました。

GRヤリスのライバルはアヴェンタドール、シビックタイプR、アルトワークス!

 では、エントリー車を紹介します。ランボルギーニ・アヴェンタドールは、ギトギト系代表として、前回初登場するや、いきなり過半数の5票を獲得して優勝をさらった猛者。続いてはシビックタイプR。女子がテッパンで嫌う(たぶん)、でっかい羽根がついております。アルトワークスは軽自動車最速マシンにして第1回目の覇者。過去にはシビックタイプRを10対0のパーフェクトで退けました。女子は羽根よりも軽を嫌うようであります。この3台に挑戦するGRヤリス、どこまで食い込めるのか?
オートクラブ

ランボルギーニ・アヴェンタドール

オートクラブ

ホンダ・シビックタイプR

オートクラブ

スズキ・アルトワークス

次のページ
結果発表
1
2
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

記事一覧へ
おすすめ記事