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青汁王子・三崎優太、経営者としてSNS発信を重視する2つの理由

三崎優太「過去は変えられる」 青汁王子こと三崎優太氏の著書『過去は変えられる』が発売から3週間で再び重版がかかり、3刷となった。書籍タイトルと同じハッシュタグ「過去は変えられる」がツイッターのトレンド入りをして、6万件以上のツイートやリツイートがされている。 「ニュースでしか知らなかった事件の裏側や、三崎さんの苦悩などを知ることができた」 「多くの人々にこの真実を知ってもらいたい」 「自分のコンプレックスがすごい原動力に変わるんだなと気付かされました」 「手のひら返しやバッシング、SNSの誹謗中傷が取り上げられる少し前の世の中、絶望の中で一矢報いる精神ほんとにすごいと思います」 「がむしゃらに生きて、行動するするのみだと改めて考えさせられました」  など、多数の読者から書籍の感想が書き込まれている。

◆三崎氏がSNS発信を重視する理由

 なぜ三崎氏はSNSでの発信を重視するのか。三崎氏といえば、以前はお金持ちの派手な生活ぶりが多くのメディアで取り上げられてきた。しかしこれは単なる目立ちたがりではなく、戦略的なメディア露出だったという。 「私が『青汁王子』としてメディアに出ようと思った最大の理由は、『人材採用』のためです。企業は求人広告のために広告費をたくさん使います。しかし、知名度のない会社に優秀な人材は集まりません。  私もメディアに出る前は求人してもまったく応募がなかったのですが、『青汁王子』としてメディアに登場するようになってからは応募が殺到するようになりました。経営者自らメディアに出ることで、『採用競争力が増す』ということがわかったんです」(三崎氏)  採用競争力が増すだけでなく、雇用のミスマッチを減らすことができ、長く働き続けてもらえるようになったという。 「メディアに出たりすることで『社長はどんな人なのか』といったトップの人物像や、『どんなことをしている会社で、何を目指しているのか』といった企業ビジョンもしっかりと伝わり、これまでは絶対に応募してこなかったような有名企業出身者が『三崎さんと一緒に働きたい』と言ってくれるようになったのです。このときに採用した優秀な人たちが、年商130億円に育て上げるうえで大きな戦力になったと確信しています」(三崎氏)

◆「目立ちたがり屋」と批判する人には、そう思わせておけばいい。

 当時、テレビに出ると「目立ちたがり屋だね」と笑われたり、妬まれたこともあったと明かす。 「しかし、このように核心的な部分で経営上のメリットがあるとわかっていたので、私はメディアに出続けました。今の時代なら、会社員や経営者の方ほどSNSの発信に力を入れるべきだと思います。SNSのフォロワーの数字は、学歴や職歴、資格では測れない自分の価値を図る一つのバロメーター。  近年はフォロワー数が多いというだけで欲しがる企業も多く、SNS上で影響力を誇る人が有名企業にヘッドハンティングされている事例は、もはや普通のことになりつつあるのではないでしょうか。もちろん会社という枠を超えて、プライベートや副業などでも広がります。  知名度を上げようとすると周囲の人からは『目立ちたがり屋』と思われるかもしれませんが、そう思う人には思わせておけばいい。知名度を得ることは、嫉妬されるというデメリットを補って余りあるメリットがあります。いざ、自分が知名度を得ることになれば、その威力を実感するはずです」(三崎氏)  150万以上ものツイッターフォロワーがいる三崎氏。次はどんな発信をするのか、目が離せない。
1989年生まれ、北海道出身。実業家、起業家。高校を二度退学後、パソコン1台で起業し、18歳で株式会社メディアハーツ(現:ファビウス株式会社)を設立。2017年に「すっきりフルーツ青汁」が累計1億3000万個の大ヒット商品となり、年商131億円を達成。「青汁王子」の異名で、メディアへの露出も多数。著書『過去は変えられる』では、なぜお金配りや若者支援をするのか、その活動の原点などを明かしている。2021年に、若年層を中心にした事業支援を行う自身の活動の一環として「青汁学院大学 D2C学部」を開校。

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