最後に紹介するのは尖がった革靴。 　尖った革靴というのはトゥ部分が自然に突き出したデザインのものです。十数年前のギャル男ブームがあった時に流行り、そこから今でも履き続ける人も意外と多いのではないでしょうか。 　かつて一世を風靡したアイテムですが、もう時代遅れ。最近はどちらかと言うと丸みのある自然でベーシックなプレーントゥが好まれています。つま先が尖がった靴はキザな印象が拭えず時代と逆行しているような印象です。 　昔に流行した靴を履き続けることに関しては実はしょうがないことだとも思います。男性が洋服に興味が出たりお金かけられるようになるのは社会人ではなく、大学生の頃だったりするでしょう。 　そこからは家庭などができて意外と学生時代よりも洋服にお金かけられなくなってくるもの。そのため、今の30代半ばから後半の人たちは15年前頃にオシャレから離れるので、ファッション感度が止まりがちになります。 　その結果、ずいぶんと昔に買っていたものを長く着用してしまい時代遅れなファッションになりやすいです。 　ファッションにはトレンドがあり、移り変わっていくもの。昔に流行っていたものもいずれ廃れてしまうので、感覚的な話で難しいとは思いますが、オシャレの観点からいうと今はなるべく尖った靴は履かない方がいいでしょう。 　ファッションに興味がないとトレンドが移り変わることを知らない人も多いもの。トレンドを実感、体感できる人はファッションが好きで感度が高めな人に限られてきます。 　トレンドの流れが体感できると、洋服がすごく楽しくなるので、ここから洋服好きになってくれたら嬉しいです。