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あなたの青春ゲームは?90年代のゲーセンを席巻したセガ筐体が6分の1サイズで登場

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

●アストロシティミニ セガトイズ/12月17日発売/12800円(+税)  青春時代をゲーセンで過ごしてきた世代にとってはショッキングなニュースがありました。11月4日、セガサミーホールディングスがゲームセンターの運営から撤退することを発表したのです。  これを受け、SNSでは「悲しい」「残念」という感想とともに、「仕方ないですね……」「やっぱりな。最近まったく行ってなかった」という諦めの声も聞かれました。1プレイごとに100円玉を投じてもらうという構造はヒットタイトルがないと厳しく、そこに新型コロナによる外出自粛が決定打となったようです。  また、セガ系ではないですが、新宿・歌舞伎町の大型店「新宿プレイランドカーニバル」や、かつて“『バーチャファイター』の聖地”と呼ばれた「GAME SPOT21新宿西口」も相次いで閉店を発表しています。
バーチャファイター

90年代の対戦格闘ゲームブームの一翼を担った『バーチャファイター』

 決してすべてのゲーセンがなくなるわけではないですが、どの街にもゲーセンがあるという時代は終わったのでしょう。

手持ちサイズのゲーセン筐体

 一方、ゲーセンファンにとって心躍るニュースがミニ筐体「アストロシティミニ」の発売(12月17日発売予定)。「アストロシティ」は1993年から使用されたセガのアーケード筐体。『バーチャファイター』が入っていたあの白い筐体といえば、思い出す人も多いかと思います。  今回はその筐体が6分の1の手持ちサイズになって登場。『バーチャファイター』を始め、セガのアーケードゲームをなんと37作品も収録しています。
アストロシティミニ

実機の6分の1スケールとなった「アストロシティミニ」

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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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