事例③:脱SNSマウント
(画像はすべてイメージです)
3つ目は、「脱SNSマウント」です。
ここ数年、「ごめん、俺、テレビ見てないんだよね」という「テレビ見てないマウント」を頻繁に目にするようになりましたが、これに加えて、2021年からは、
「SNS?最近やってないんですよね。アカウント自体も削除しようかなあって思っていて」
という「脱SNSマウント」が加速する可能性があります。実際、時代の先端を行くクリエイターの中にはSNS投稿を休止する方が増えてきているようです。これを踏まえると、今後は、
「フォロワー数ばかり追い求めても意味がないし、そもそもSNSを頑張る前に本業で成果を出さないと意味がない」
「外と無闇につながることよりも自分自身の内面を見つめ直すことの方が大切だということに気づいたんだよね」
といった「本質到達マウント」とも呼ぶべきムーブメントが到来する可能性があります。頭の片隅に入れておきましょう。
(画像はすべてイメージです)
4つ目は、「海外旅行振り返りマウント」です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、海外旅行を使ったリア充マウントを披露することができなくなった欲求不満の港区女子が、
「それでもなんとかして悦に浸れる投稿がしたい……!」
と躍起になって考えた結果、「数年前の海外旅行の思い出を懐かしそうに振り返るマウント」を炸裂させるケースが増えているようです。
「わ、わ、わ・・・懐かしい! 家を掃除していたら、3年前のニューヨーク旅行の写真が!コロナぁー!早く飛んでけぇー!」
海外旅行ができるようになる日を夢見つつ、コロナの終息を願い、祈りを捧げましょう。
事例⑤:地方移住マウント
(画像はすべてイメージです)
5つ目は、「地方移住マウント」です。
リモートワークが普及する中、社会全体で地方移住の流れが加速しています。この流れを受けて、最近増えてきているのが、地方ならではの豊かなライフスタイルを享受していることを訴える「地方移住マウント」です。
「移住してはや3ヶ月。東京ではありえない4LDK生活を送っています。家賃はなんと月5万円。豊かな大自然に囲まれて、ご飯も本当に美味しくて、こんな生活ができるなんて夢にも思わなかったなあ」
「意外に思われるかもしれませんが、実は、地方移住して私の仕事の生産性は爆上がりしました。このあたりについては、またnoteか日経COMEMOでコラムにまとめたいなと思います。」
といった感じです。この調子で「地方移住マウント」が増えていくと、今後、マウンティングの本拠地はニューヨークから鎌倉もしくは軽井沢もしかしたら熱海に移り変わる可能性があります。本社移転の可能性について取締役会で議論しましょう。
お金では買えないマウントフルな人生を手に入れるためには
これまでは「お金さえあれば人生は安泰だ」「お金を稼ぐことで豊かな生活を手に入れることができる」と一般に考えられていました。しかし、お金がなくてもある程度の豊かな暮らしを実現できるようになった我が国において、
ゲームのルールが徐々に変わってきていることをひしひしと感じています。
どういうことかと言うと、「お金」ではなく、「お金では買えないマウントフルな体験」を手に入れる方が幸福な人生を実現する上で近道になるのではないかということです。
「お金では買えないマウントフルな人生」を手に入れるにはどうすればいいのか。それは、いくつかのマウント要素を組み合わせて、自分だけのマウントポジションを確立することによって、
誰からもマウントを取られなくなる「マウントフルネスの境地」に到達することにほかなりません。
この考え方を踏まえ、本記事で紹介したマウンティング未来予測2021をヒントに、
「誰からもマウントを取られることのないマウントフルな人生」に向けて走り出して頂ければと思います。
次回は、人生をマウンティングで謳歌する上で必要な「思考をマウンティングで現実化する技術」について具体的にお伝えできればと思います。
<文/マウンティングポリス>
※本記事に掲載された内容については万全を期しておりますが、その正確性および完全性を保証または約束するものでなく、これらの情報によって生じたいかなる損害等について、筆者は一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。また、当該情報の欠落・誤謬等につきましても、その責を負いかねますので、ご了承ください。
「人間のあらゆる行動はマウンティング欲求によって支配されている」「マウンティングを制する者は人生を制する」を信条に、世の中に存在する様々なマウンティング事例を収集・分析し、情報発信を行う。ツイッターアカウント
@mountingpolice