仕事

今どき古い?「上司や親の立て方」

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第265回
上司

写真はイメージです

目上の人とのつきあい方

 こんにちは、佐々木です。今回は「目上の人とのつきあい方」について話します。  私が相談を受けたある男性は中学生の頃、母親に対してたて突くことがよくあったそうです。彼はスポーツ推薦で高校に進学することが決まっていたので、母親に「勉強もちゃんとやりなさい」と言われても、「いや、俺は柔道で進学するから」と口答えしていたと言います。  ところが高校に入学すると、その母親の言うことをよく聞くようになりました。相談者が進学した高校は他県にありました。そのため寮生活を送り、自分で家事をすることになりました。その中で、「母親は今までこんな大変なことをやってくれていたのか」と尊敬の念を抱いたからです。  それ以降、彼はスポーツだけでなく勉強にも励むようになり、成績上位をキープ。高校卒業後は有名私立大学に進学し、さらに大手建設会社に就職しました。母親に対する敬意によって、自分の人生が好転したのです。

行動には理由がある

 こうしたケースは珍しくありません。たとえばサッカーの長友佑都は、この相談者と同じように他県にあるサッカー強豪校に進学しました。居眠りしているクラスメイトもいる中で、長友選手はまじめに授業を受けていたと言います。その理由は、母親に対する感謝です。  長友選手の家は母子家庭で、裕福ではありませんでした。にもかかわらず、彼の母親は地元の高校に通うよりもお金のかかる他県進学を認めてくれました。そのことについて長友選手は「そんな母さんに対する感謝の心があったからこそ、僕なりに“特別な3年間”を過ごすことができたんだと思う」と理由づけています。  人間関係には上下関係と対等関係の2種類があります。この2つのうち、親子関係は上下関係に当てはまります。一般的に上下関係は「上の言うことに下が従う」というイメージを抱きがちです。しかし、実際には「下が上を立てる」という接し方も考えられます。そして、上を立てるように動くと、この相談者や長友選手のように自分自身の生活や仕事も整います。
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家族も会社も「組織」
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