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元欅坂46・佐藤詩織「今は自由で、毎日があっという間」と語る今。 欅坂46で得たモノとは

大道具さんをじっと見つめていた

――グループ時代に得たモノで現在の活動と繋がっているものはあるのでしょうか。 佐藤詩織佐藤:たくさんありますけど、卒業してすぐに企画・構成・衣装制作などをセルフプロデュースした『Be true to yourself』という映像作品を作ったんです。もしグループに入っていなかったら撮影スケジュールや絵コンテに触れる機会がなかったと思うので、その点は今の作品作りに役立っているのかな。  ライブで演出家さんが照明をこう当てたい、こう表現したいという話も目の当たりにしていたので、それも映像を作る際の参考になりましたね。冠番組『欅って書けない?』でも大道具さんの仕事や出来上がったセットをジロジロ見ていたりしていたので、当時は変な子だなと思われていたかも(笑)。

アイドルを辞めたらファンがいなくなると思っていた……

――「ディーン・フジオカ」さんの新曲『Runaway』のMVにもダンサーとして出演なさっていましたが、その経緯を教えてください。 佐藤:「ダンサーとして出演していただけませんか?」と直接メールをいただいて、それから「音楽の日2021」(TBS)にディーンさんが出演されるということで私も呼んでいただきました。 ――『Runaway』のMVでのパフォーマンスで心掛けたことやイメージしたテーマはあったのでしょうか。 佐藤:私は、葛藤を抱えて絶望してもがいている存在の象徴で、ディーンさんが希望のような存在の象徴で、私を負の感情から解き放って希望に向かっていこうとさせるのがテーマだったんです。  だから冒頭は廃墟で絶望して叫んだりする表現をしていて、ラストは未来への希望を得て解き放たれて生き生きと踊るという流れになっています。
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