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元欅坂46・佐藤詩織「今は自由で、毎日があっという間」と語る今。 欅坂46で得たモノとは

毎日があっという間だけど楽しい!

――8月27日から初めてとなる個展「SHIOResume(シオリジューム)」が始まります。 佐藤:個展の手伝いしてくれている“ザキさん”という大学時代の同級生と「グッズを販売するきっかけを欲しいけど、実際に見てもらって買ってもらったほうがいいよね」という話をしていて……。というのも「ヴィレッジヴァンガード」とのコラボグッズが受注販売で「直接見てみたい」という声もよく耳にしていて、リアルな場所でグッズ販売をしてみたいと思ったんです。  そんなときに、私のファンコミュニティを運営している「CAMPFIRE」さんが個展ブースを貸してくれると言ってくださって、映像作品『Be true to yourself』を軸にした新たな表現の場所とグッズ販売を行なえたらと思ったのがきっかけです。 ――個展の作品作りで苦労した点を教えてください。 佐藤:前提として映像作品を映像だけで終わらせたくないというのが最初のテーマだったんです。映像内で踊っているときの静止画にドローイングという手法で絵を描いていくんですが、キャンバスに一発勝負なので別の紙に何度も何度も納得いくまで試していく作業は、とにかく時間がかかりました。  それから、会場のレイアウトにもこだわっています。どこに照明を当てると作品が目立つか、ファンの方が写真を撮ってもらうスペースをどうやって作るかも考えています。ちなみに、グッズに関してもすべて自分たちでデザイン会社や業者さんとのやり取りをしているんです。  軽々しく「個展をやる」と言ったものの、こんなにもいろんなことに気を配らないといけないのかと気づいて、苦戦の毎日です(笑)。でも大変だった分、一つ一つの過程に思い入れや愛着があるので、挑戦してみてよかったとは思っています。  信じられないくらい毎日があっという間に過ぎていくんですけど、毎日が本当に楽しいです! ファンの方にとってもよい夏の思い出になればいいな。

今後の目標は留学と“表現し続けること”

――ラジオの仕事やインスタライブも積極的にされていますが、“話すこと”は大好きなんですよね。 佐藤詩織佐藤:グループのときからラジオの仕事がトップクラスに好きだったので、楽しくやれていますね。コメントを読むのも楽しいですし、自分の好きなタイミングで配信できるのも私に合っているのかな。夜遅くの配信はファンの皆さんに申し訳ないですけど(笑)。 ――個人でやらないといけないことが増えた分、経験値も増えたと思います。 佐藤:自分で決めないといけないことが増えたので、少し大人になった気がします。ずっと大人になれるか不安だったんですけど(笑)。 ――自立した大人になったと思います(笑)。ちなみに、最近プライベートでハマっていることなどあれば教えてください。 佐藤:旅行に行きたい欲が強すぎて、地方の観光名所とか宿を調べたり、世界の美しい美術館などの本を読んでいます。 『Official髭男dism』さんの大ファンで全国ツアーライブに応募していたんですが、いろんな会場のチケットが当選したので、前乗りして各地を旅行しようかな(笑)。 ――最後になりますが、今後やっていきたいことや目標を。 佐藤:コロナが落ち着いたらイギリスに留学することが一番大きい目標ですね。ただ、自分の1週間先、1カ月先さえも想像付かない日々を送っているので、一つ一つ自分の興味を持ったことにとりあえず挑戦してみることにしています。ただ、ちゃんと“表現すること”だけは辞めずに自分の心が動くモノにトライしていけたらと思っています。今は24歳なんですが、30歳まではいろんなことに挑戦してみたい! 【佐藤詩織】 ’96年生まれ、東京都出身。’15年にアイドルグループ「欅坂46」に1期生として加入。’20年10月にグループ卒業後は、アーティストとしてグラフィックや絵画作品を通して表現活動に取り組んでいる。また、ダンサーとしてMVに出演するなど、多彩な才能を発揮。8月27日(金)~30日(月)には「OZstudio渋谷」にて個展『SHIOResume』を開催。 ツイッター:@shiorisato_art インスタグラム:shiori_sato_artwork YouTubeチャンネル:SHIORism 撮影協力:『サンギュリエ』 住所:東京都港区芝2-24-1 「ムルギカレー」やスイーツの「アフォガード」が絶品のビストロ 取材・文/瀬戸大希 撮影:大友崇嗣
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