パラ開会式を約6割が“満点評価”…一方、五輪閉会式は「気持ち悪さすら」と酷評
2021年8月24日、東京都新宿区の新国立競技場で東京パラリンピックの開会式が行われた。
開会式のコンセプトは「WE HAVE WINGS(私たちには翼がある)」。逆風でも勇気を出して翼を広げることで、思わぬ場所に到達できるという意味が込められており、スタジアムを空港「パラ・エアポート」に見立てたパフォーマンスが繰り広げられた。
漫画大国の日本らしいユニークな演出も相まって、東京パラリンピックの開会式は好意的に受け止められたようだ。
Yahoo!ニュースが’21年8月24日から実施している「東京パラリンピック開会式、あなたの満足度は10点満点で何点?」というアンケートでは、8月29日現在、5万0690人が回答。10点を付けた人が60%を超える結果となっている。
◆東京パラリンピック開会式、あなたの満足度は10点満点で何点?
10点 3万0445票(60.1%)
9点 4093票(8.1%)
8点 2784票(5.5%)
7点 1032票(2.0%)
6点 631票(1.2%)
5点 1497票(3.0%)
4点 397票(0.8%)
3点 977票(1.9%)
2点 591票(1.2%)
1点 1056票(2.1%)
0点 7187票(14.2%)
※実施期間:’21年8月24日〜9月3日。この結果は8月29日のもので、5万0690人が投票中
また、採点とともに「パラの開会式の方がテーマが統一されていて、見る側に思いが伝わった。(中略)映像も花火もオリンピックより華やかできれいで、とても感動した」や「素直に感動しました。手作り感のある素朴で感動に満ちた開会式でした」、「パラの開会式! 全てに感動しました! 特に13歳の女の子の表情で言葉を発せなくてもテーマがわかりました」といった好意的な意見が多数寄せられた。
東京オリンピックの開会式よりも演出の意図が理解しやすかったうえ、派手さはなかったものの、そこが逆に素朴に写ったようで、視聴者の心をつかんだ様子だった。ただし、新型コロナの新規感染者の数が高止まりを続ける中で、開催する声に疑問視をする声も少なくない。
「日本は緊急事態宣言中! こんなことをやってる場合か!!」や、「かたや、病院に断られ自宅で独り、苦しんで亡くなっている人がいるのに、お祭り? 何? それ! 観戦して楽しむことに罪悪感を感じる」、「オリ・パラの陰で必死で頑張っていらっしゃるコロナ医療従事関係の皆様に金メダルを差し上げたい」といった意見も見受けられた。
開会式では、国民的人気漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具、「タケコプター」が話題になる一幕も。選手入場で彼らを出迎えたスタッフたちの帽子の頭頂部に、タケコプターを彷彿とさせるプロペラが付いており、回転していたのだ。 この演出には多くの視聴者が反応。Twitterではタケコプターがトレンド入りをするほどの盛り上がりを見せた。THE LITTLE ONE-WINGED PLANE
— Tokyo 2020 (@Tokyo2020jp) August 24, 2021
人間は誰もが、自分の「翼」を持っていて、勇気を出してその「翼」を広げることで、思わぬ場所に到達できる。
その「翼」をテーマにした物語。
主人公は、空に思いを馳せる「片翼の小さな飛行機」です。#Tokyo2020 #Paralympics #パラリンピック #開会式 #WeThe15 pic.twitter.com/XJ5GQ46TIX
パラ開会式を約6割が「満点」と評価
メッセージが伝わりやすい演出が心をつかむ
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