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一撃最大3000枚も可能なスロット6.2号機。パチスロ内規改正の詳細を解説

規則は厳しいが何でもアリの6号機

 つまり1500Gか2400枚という上限さえ守っていれば、出玉試験さえクリアできれば何でももアリとでも言える状況になったのが6号機と言えるでしょう。ただ規則の縛りは厳しく、出玉率の上限が引き下げられると同時に出玉率の下限は引き上げれられ、何でもありとはいっても極端な出玉の波を持たせては試験をクリアすることはできません。  結果、出玉率の下限が引き上げれらたためにベースが高いばかりで当たりが重くなり、また特定のゲーム数までは当たりが期待できない無抽選区間やせっかく当てても大した出玉が期待できない弱ATなんていうシステムが、苦肉の策ではあろうかと思いますが、6号機では登場します。他にも最終的な出玉は高設定の方が獲得しやすいけど、低設定の方が出玉の波が荒くて射幸性の面では魅力的なんていう状況にもなっています。  そして試験を通しやすくする、つまり意図していない出玉の上振れを防止するための「デキレ」を強く感じさせる機種もあり、確率の高低はあってもスタートレバーを叩けばとりあえず抽選してくれるというパチスロの大前提さえ否定されるような方向にもなりました。その結果が一時的には話題になっても人気は長続きしない、そもそも「どうせ6号機だから」とファンからもホールからも期待さえされないという現状です。

パチスロの歴史上、規制が緩和されたことはほとんどない

 それでも現行規則が施行されてから3年、コロナ禍の影響で1年延長されたので4年になりますが、経過措置が終わる来年1月31日には5号機が完全に撤去されます。  それまでに6号機がファンにとっては魅力的な、ホールにとっては使えるものになっていなければなりません。そこで規則の範囲内で可能なことを行政に陳情し、内規を改めたものとして昨年にはコイン持ちを低くし当たりを軽くできたり、他にもリール演出や液晶リールが可能になった6.1号機が、そしてこの9月には有利区間が3000Gになった6.2号機が登場しています。  内規は規制される方向にがほとんどと前述していますが、こと6号機に関しては「.1」から「.2」と緩和の方向になっているのは歓迎すべきだと思いますし、これまでのパチスロの流れでは滅多になかったことですから。  5号機の時にも最初はまったく人気がなかったものが、陳情した結果として認められたことがきっかけとなって発展していっただけに、今回もきっとそうなってくれるのではないかと期待しているんですが、さてどうなるんでしょうか…… 文/キム・ラモーン
ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。
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