「現代社会を勉強すればするほど閉塞感しかない」慶応大生2人が考える“日本の闇”
―[インタビュー連載『エッジな人々』]―
誰もが24時間365日無料でチャット相談ができる自殺防止の窓口「あなたのいばしょ」の設立など、政治を巻き込み“望まない孤独”の根絶に邁進する大空幸星。ホストやトー横など、フィールドワークと自身のアクションリサーチを基に「歌舞伎町の社会学」を研究する佐々木チワワ。
Z世代の論客として注目される2人は、慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)という同じ学舎に所属する現役大学生だ。一見対照的に見えるが、ともに独自の姿勢で社会問題にコミットする者同士が見つめる若者世代の絶望と希望とは──? 2人の活動を語った前編に続き後編をお届けする。
若者の死因トップが自殺という現代日本の闇
自殺がある種の自己表現として麻痺している
──Twitterしか連絡手段の選択肢がない子どもが現実に……。
佐々木:歌舞伎町では自殺がある種の自己表現としてカジュアル化、カルチャー化して麻痺している。そういう若者に「あなたのいばしょ」のような団体を知ってほしいし、世代間のギャップをどうすれば埋められるのか、現実的にアプローチしている大空さんの活動はひとつのロールモデルだなって改めて思いますね。学生の提言が大臣設置にまで関与したって普通にすごすぎます。
大空:僕が本を書いた大きな目的は、チャット相談設立から大臣の設置に至ったプロセスを明らかにして、再現性を生みたいからなんです。個人の問題とされているものって自殺以外にも山ほどありますが、社会的な資金を投入しないと解決できないことがほとんどだと思うので。
佐々木:この本をベースにしたワークショップをやってほしいです。中学や高校の授業にあっても面白いんじゃないかな。
──お二人もそうですが、SDGsやLGBTQなど、若者世代のほうが社会問題に積極的にアプローチしている現実は重いと感じています。
佐々木:私は個人的に「若者の意見だからこそ聞いてもらえる」機会が増えているとは思っていて、私が見たことを社会に役立てるにはどうすべきかを考えるフェーズかなって。
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