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ピーチvsジェットスター、国内線利用で得なのはどっち? 10項目で比較検証した

検証⑦ 乗る気にさせる商品はあるか

ピーチの客室乗務員

旅クジのカプセルを持つピーチの客室乗務員

 ピーチには、航空券の販売促進にあたる企画商品が多い。「0博弾丸運賃」は、通常より最大33%安い航空券を使い、日帰りで行ける場所を提案した。「旅くじ」は、行先のわからない一回5,000円のクジを購入し、指定された場所に赴く旅を作った。「ピーチホーダイパス」は、指定の1か月が乗り放題になる運賃だった。  対してジェットスターは、「避密(ひみつ)の旅」で平日やオフシーズンの旅を推奨し、「サンカク旅」で2つの目的地に行こうといった旅のスタイルを提唱する方法で集客を行う。

検証⑧ オンラインチェックインしたい

 コロナ禍で機内の感染症対策は換気が行われてフィルターが装備されていることから安心であると宣伝されており、航空機搭乗の際のリスクは空港にあると言われている。その不安を払拭してくれるのがチェックインの際の対面チェックインからオンラインへの移行だ。ジェットスターは、2016年からオンラインチェックインを導入しており、2020年10月からは「Flyクール」という名前でコンタクトレスな搭乗手続きを進めた。ピーチは、今年になり4月にアプリのリニューアルでオンラインチェックインを行えるようにした。関西空港から順次導入とのことだ。
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遅延、欠航しやすいのは?
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航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing

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