ライフ

ピーチvsジェットスター、国内線利用で得なのはどっち? 10項目で比較検証した

10周年で企画がたくさん

 3月に就航10周年を迎えたピーチは、「とんがっていこう!」とこれからも航空業界の常識をくつがえすような企画を進めていくことを宣言した。この先、7月に10周年となるジェットスターは、「飛べ飛べ エビバディ」とブランドタグラインを設定した。「空を飛ぶときはいつもドキドキワクワク」とサブタイトルも付けて、空旅の楽しさを訴求していく。
ジェットスター片岡社長

ジェットスター片岡社長(左から2番目)による事業戦略発表会の様子

将来構想

 コロナ禍が収束に向かい、国際線が再開するころには、中距離の路線も増えてくる。将来に備えて、両社ともに同じ新機材を導入することとなった。ピーチでは既にエアバスA321LRの導入を始めている。ピーチでは全218席となり、ジェットスターでは同型機で238席仕様として7月1日から国内幹線で就航する。ここでは、20席少ないピーチがゆったりとした旅ができるだろう。ジェットスターはカンタスグループであり、オーストラリア大陸への路線ができる可能性もある。また、ピーチは沖縄那覇からバンコクまで路線を伸ばしていることから、アジアで路線が増えていくことだろう。  お得なセールを利用して、今までにない価格帯での旅を実現することが可能になった。それには情報収集が必須だ。表題の「ピーチとジェットスターがどっちが得か」は路線や時期、キャンペーン期間であるか否かなどで一概にいえるものではないというのが結論だが、各項目ごとの特徴の違いを書いた本記事の情報をもとに、自分の好みにあうLCCで旅をしてみてはいかがだろう。 <取材・文・撮影/北島幸司>
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing
1
2
3
4
5
6
おすすめ記事
ハッシュタグ