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高齢化で急増中の在宅医療がめざす「患者と家族の幸せ」とは

在宅医療で患者も家族も幸せになれる医療を目指す

訪問診療イメージカリス:在宅医療の目指す先は、患者と家族両方の幸せだと思いますが、そのために普段何を大切にしていますか? 梅本:「変なことはしない」です。患者さんと家族の両方としっかり向き合って、やるべきことだけを黙々と誠実に行うよう心がけています。常に最善を尽くす家族のような存在でありたいですから。 カリス:訪問の頻度と診療エリアを教えていただけますか? 梅本:基本的には月に2回訪問していますが、症状によっても訪問回数は変わります。訪問の日時は、患者さんのご要望に合わせています。もちろん症状に変化があった際は、当日すぐに往診または電話再診しますので、365日24時間体制で連絡を受け付けています。診療エリアとしては、クリニックから16km圏内にある東京23区と川崎市などを対象としています。 カリス:在宅診療医として働く中で、たいへんだと感じたこと・やりがいを感じたことはありますか? 梅本:たいへんだと感じたことは、一度たりともありません。患者さんのためを思って行動しているので、苦痛を感じる瞬間は特にないですね。本当に、天職なんだと思います(笑)。だから患者さんには、心や体に不調を感じたらすぐに連絡して欲しいです。  逆にやりがいを感じたときは凄く多くて、「症状や気持ちが楽になった」「亡くなる瞬間に、そばにいてくれて嬉しかった」などと言われるときですね。その瞬間は、患者さんにとっての、本当の家族のような存在になれた気がします。 「自己管理とは、常に体調を崩さないよう心身を鍛えることではありません。心や体が不調になったときに、早めに気づいて対処できることなのです」(藤野智哉) 文・写真/東大AI博士・カリス
1993年、韓国生まれ。16歳で東京大学に合格。日本政府から天才認定(学生としては初めて、研究業績だけで永住権を取得)を受ける。博士(情報理工学/東京大学)。英・ケンブリッジ大学/独・ミュンヘン工科大学/伊・ミラノビコッカ大学で訪問研究。⽇本トップレベルの医療AI研究者であり、「みんな健康かつ笑顔で暮らせる社会」を実現すべく、医用画像データプラットフォームを手がけるCallisto株式会社を創業。YouTubeチャンネル『カリス 東大AI博士』にて、科学的勉強法・科学的思考法・AIなどについて配信中

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16歳で東大に合格した
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