私がここでおすすめするのは毎週土日に行われる「エプドムソルトの湯」。デブにとって汗は大敵ではありますが、ここでは思う存分汗をかけます。 　ソルトという名前がついてますが、塩ではなく「硫酸マグネシウム」のことです。体内のマグネシウムが不足すると偏頭痛、心筋梗塞、高血圧、慢性筋肉痛などにつながりやすいといわれています。 　肌から吸収し補うことで筋肉の疲労回復や発汗効果、肌への潤い効果などが期待できるのでデブ諸氏にとっては一石二鳥どころではなく一石六鳥くらいのVIP待遇です。大きな体を全身広げて癒やしと快楽に浸っていただきたいでと思います。 　この銭湯の注目すべきところは、コーヒーのような黒色をした温泉の起源。約2万7000年前の雨水だということがわかったそうです。 　太古の雨水が地層を浸透する間に、フミン酸やミネラルを溶かし込み現在の黒湯になったとのこと。もうこの話を聞くだけで、デブ諸氏の日頃から酷使している膝が治ってしまうような気がしませんか？ 　おまけにカリウムや鉄などの成分が有機物と結びつき温泉中に溶け込んでいるということ。体はもちろんお肌にもいい成分がたっぷり含まれているのので、美意識高めのデブ諸氏にはぜひおすすめです。 　ほかにもサウナ、ジャグジー、プールもあるので、湯上がりには広々とした休憩室やテラスで心と体を整えましょう。