お金

価値が上がり続ける国産ウイスキーボトルは「これから投資しても手遅れ」次に狙うべきは

ブルゴーニュワインに金脈。1年半で価格は倍以上に

ウイスキーカスク

ボトル詰めされる前のウイスキーは樽(カスク)の中で数年〜数十年熟成され、年数に応じて価値が上昇する

 酒類の投資でもう一つ押さえておきたいのがワインだ。前出のはしもと氏は「『ドメーヌ・ルフレーヴ』というブルゴーニュ地方のワイナリーが狙い目」と教える。 「楽天市場やワイン通販サイトを見ると、1年半前に比べて価格が倍以上になった『ドメーヌ・ルフレーヴ』の銘柄が続出しています。特に今年から来年にかけてリリースされる’21年ヴィンテージは、天候不良などで例年に比べて約70%収量が低く、まさに今が絶好のチャンス。 ワインはウイスキーに比べて消費スピードも速く、マニアがまとめ買いするケースも見られる。旬モノだからこそ購入者の競争率も高くなり、価格も急騰する傾向にあります」  では、どこで先物を見つければいいのか。

先物の見つけ方と注意点

上昇するワイン相場

【上昇するワイン相場】ドメーヌ・ルフレーヴ(生産者名)の「レ・コンベット」は’21年秋から急上昇して5万円超えに。他銘柄も同様の上昇を見せている

「『エノテカ』をはじめとした日本のワインショップや百貨店にも掘り出し物が流通しています。まだ国内では投資目的でワインを購入する人は愛好家ぐらい。相場の半額で販売されている銘柄も」  最後に気をつけておきたいのが「酒税法」だ。国税庁によれば、酒類の販売業免許を受けないで酒類の販売をした者は1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる可能性もある。  対策として、はしもと氏は「売る本数よりも取引回数を減らすべき。例えば同じ銘柄を毎年販売するなど継続的な売買を続けると、税務署に目をつけられるリスクも高まるでしょう」と注意喚起する。  今が酒類投資という新しい鉱脈に参入する好機だろう。
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値上がり事例と有望銘柄
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