更新日:2023年07月11日 11:58
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おばたのお兄さんが語る、妻・山崎夕貴アナとの不妊治療。自分の精子の少なさにショック「慢心していた」

男性は不妊治療に無関心?

おばたお兄さん――不妊治療をYouTubeで公表したことで多くの反響があったと思います。 おばたのお兄さん:YouTubeで不妊治療について語ったところ、コメントの90%以上が不妊治療中の方や、過去に経験した、不妊治療をしていたけど結局諦めてしまったという方からの反響でした。しかし男性からの反響はゼロと言っていいほどほぼありませんでした。悲しいことに関心があまりないのだと思います。コメントでは、女性側から「実は夫の精子に問題があって悩んでいる」という声があったのですが、男性本人からの意見はありませんでした。  男性は自分のお腹に赤ちゃんができるわけではないという意識があるので、どこか他人事のように感じてしまうのかもしれません。僕自身、できる限り奥さんに寄り添うことを意識していますけど、治療の痛みや妊娠の苦しさを代わってあげることはできないので難しいところなのかなと思います。

自分の精子の少なさにショック「慢心していた」

――不妊治療中は、おばたさん自身も数回クリニックに同行したそうですね。 おばたのお兄さん:僕が行ったのは1、2回だけです。人工授精のために精液を提出したのが最初でした。よくテレビや雑誌で取り上げられるような病院内の小さな個室で精液を出すという形ではなく、自宅で採取して持っていきました。  その1回目の精液検査では、精子の数が少なく全然元気がないという結果が出たんです。ショックでしたね。僕の場合は普段から深酒しないし、タバコは吸わない、油物も控えている、血圧も正常。保健室に見本として飾られるような体だと思っているので、「自分の精子がダメなら全員ダメだろう」という慢心があったかもしれません。数日前まで風邪をひいていたのと、前日に激しく体力を使うロケを入れてしまっていたので。  女性は「子どもができにくいですよ」と言われたらショックだと思うんですが、「精子に問題がある」と言われると、まるで男として終わっていると突きつけられた感じでした。健康だからといって精子に問題がないとは限らないので、普段から健康な生活を送っている人ほど大丈夫だと思い込まないほうがいいかもしれないですね。
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2回目の検査は「精子の数が100倍に」
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ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。

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