ライフ

牛たん専門店に聞く「意外と知らない“仙台牛たん”の楽しみ方」

牛たんの旨さを引き立たせる“味変”テクニック

牛タン 次に旨い牛たん専門店を選ぶコツを古山さんに聞いてみた。 「人によって味の好みは違いますが、チェーン店、個人店を問わず、ホームページやSNSなどに掲載されている写真で牛たんの断面の赤身具合が綺麗であれば、美味しいお店に間違いない」と古山さんは説明する。  牛たんをより美味しく、旨さを引き立たせる“味変”テクニックについては、「もともと牛たんはさっぱりとした味なのでネギ塩やレモン、わさびが合う」とのこと。  加えて、味噌や醤油とも相性がよく、「いろんな楽しみ方を探してみるのもいい」と古山さんは語る。

お店めぐりを通して自分の好きな牛たん専門店を見つけよう

古山智

BLOOM株式会社 代表取締役の古山智さん

 そんななか、「牛たん自体の個体差が大きいなかで、お店をやっている以上、同じ品質で提供しなくてはならないのが難しいところ」と牛たん専門店の大変さにも触れた。 「先述したように、牛たんの柔らかい部分とかたい部分の良さを、いかに美味しく調理し、メニューに昇華させ、お客様に美味しく召し上がってもらえるか。これこそが、牛たん専門店のやりがいでもあり、試行錯誤していく部分だと思います。  お店によって牛たんの仕込み作業が違い、さらには炭火焼きやひつまぶし、たたきなど、食べ方もいろんなバリエーションがある。仙台牛たん好きは、さまざまなお店の牛たんを食べ歩く人が多いのですが、ぜひお店めぐりをしながら自分のお気に入りを見つけてほしいと思います」  肉厚で、口当たりがやわらかい牛たんは、自分へのご褒美にぴったり。せっかくなら、ちょっと奮発してでも、美味しい牛たんにありつくのもいいだろう。 <取材・文・撮影(人物)/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ