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60代でも月2万~5万円稼げる“無理のない副業”。再雇用で減った給料を補塡

治験のアルバイトも人気

[60歳から稼ぐ]最強の働き方

治験の副業で稼ぐ青柳信義さん(仮名・64歳)

一方、IT企業で働く青柳信義さん(仮名・64歳)は、定年後に業務委託契約を結び、同時に単発の治験のアルバイトを積極的に受けている。 「本業は週3日勤務で、月収は20万円台。とにかくヒマで、’22年から治験のバイトを始めました。健康サプリや体力測定が中心で、月収は2万~3万円ほど。少子高齢化だからか、『高齢者のデータが欲しい』という企業が多くて、頻繁に募集がかけられています」

治験を始めるシニアは多い

今の状況は、「ヒマだけど、ヒマじゃない」という。 「時間はあるんですが、娘からイレギュラーで孫の面倒をお願いされたりして時間や曜日が固定される副業はできないんです。だから単発の治験は都合がいい。仕事のパッチワーク化というか、業務内容が細分化された形がシニアの副業には最適だと思う。治験を始める同年代も多いですし、もっと手軽にできる『治験の専用アプリ』が登場したら、シニア層が殺到するはずです」
[60歳から稼ぐ]最強の働き方

青柳さんのショートメールには続々と募集が送られてくる

取材・文/週刊SPA!編集部
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