元SKE48・高柳明音、芸能デビュー15周年の現在地。アイドルから女優へ、あの頃の青春を1万字で振り返る
きっかけは同期との10周年公演
――とはいえ、そもそもアイドルは憧れの職業だったわけじゃないですか?それを“辞めよう”と思う背景にはそれなりの理由や決断があったかと思うのですが、その辺りはどうですか?
高柳:一緒にイチから頑張ってきた仲間がいなくなったことが大きいです。それこそ固定人数グループは、一緒に目標を立てて、そこへ向けて頑張ることで信頼関係が生まれたり、一緒にできることがたくさんあるじゃないですか。新しい子たちをもちろん受け入れるし、その子たちに教えていきたいというのもあるけど、全て教えることが正解ではないと思う時期があって。それは昔のやり方だろうみたいな感じになると、「そうだよな」と思うこともあるし。一緒にずっとやってきた松井玲奈ちゃんや、同期のみんなが卒業して、この気持ちをどうしていいか分からなくなったのもありました。
卒業を考えることはあのグループでは必然だし、絶対に辞めなくちゃいけないときが来るから……。だから、2期生のみんなで自分たちの10周年というのが最後のきっかけでしたね。ここまでやったし、これ以上自分が教えられることにも限界があるというか。全て教えても、それがその子たちのためになるか分からない時代になってしまったし。それに、自分が得られるものがもうないなと思ったんです。それはSKE48にいた半分ぐらいが教えることの方が多くて。いろんなことを学んで、知らないものをもっと見たいのに、与えるだけが全てになると、自分がすり減るんですよね。そうなると卒業なのかなと思って決めました。
――高柳さんと同じ境遇でAKB48の柏木由紀さんもいますが、先日卒業コンサートを開催し、4月末の卒業公演を控えていますね。
高柳:柏木(由紀)さんはすごいなって思います。AKB48にいながら何年もソロの活動もされているじゃないですか。アイドルをやり続けるというのを決めるって勇気がいることだし、私はSKE48時代にソロでアイドル活動をやることがなかったので無理だと思ってたんです。今はそういう子も増えてきて、江籠ちゃんとか卒業してもソロアイドルとしてやっていくと言ってますし。48グループが何かになるためのきっかけではなく、さらにアイドルを極めるためのきっかけになれる場所になっていたら素敵だなと思います。
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