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オフィスの冷房は「28度以上」、スマホの充電は「1日2回」。経費削減を“やりすぎた”50代女性経理社員の末路

会社のお金を管理する経理担当。経費を取り扱う部署だけに「お金の使い道」ついて、強い権限を持つこともあるようだ。吉田功さん(30代・仮名)は、経理担当者の50代女性に頭を悩ませた経験を持っているそうだ。
女性 電卓

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業績が落ち、出張時の食事代が削られる

吉田さんはシステム会社で営業を担当し、全国を飛び回っていた。以前はかなり業績が良かったそうだが、現在は「ギリギリ黒字」だそう。利益が落ちてくると、経理担当者の態度が変わってきたという。 「会社の売上が落ちてくると同時に、経理を担当するベテラン女性社員Aさんが“経費削減最優先主義”になりました。私が入社してしばらくは出張時の食事代が2500円だったんですが、ある日から1000円になってしまって……。さすがに『1000円ではきつい』と文句を言ったのですが、『そもそも2500円も出るのがおかしい。私は、経費の使い方を一任されている』と逆ギレされてしまいました。営業の士気は、かなり落ちましたね」

レンタカーやタクシーが使用不可に

経理担当のどケチぶりはどんどんエスカレートしていったと、吉田さんは回想する。 「うちの会社は全国規模ではないので、東京から地方に飛行機や新幹線で移動し、現地でレンタカーを借りて移動していました。ところがAさんは『レンタカーを借りる必要があるのか。上層部に確認します』と言ってきました。嫌な予感がしましたね……」 結局レンタカーの利用は禁止になってしまったそう。 「その後、『レンタカーは事故のリスクがあるからNG』という通達がありました。『じゃあどうすればいんですか?』と聞いたら、『営業車かタクシーを使え』と。『営業車で東京から大阪まで行けということですか?』と問いただすと、『それが望ましい』とのこと。営業車もレンタカーも同じ車だし、よっぽど高速で長時間運転するほうが危険だし、ガソリン代もばかにならないですよね。越権行為にも思える所業の数々は、なんだか自分の力を誇示するためだけに思えてきました」 また、タクシーの使用にも制限がかかったという。 「タクシーを使った場合も、領収書を見たあと、実際にどこに行ったのか質問されるんです。わざわざGoogleマップを開いて距離を確認し、『これくらいなら歩けるんじゃないの?』と。商談の場合、約束の時間に遅れるのはご法度ですから、よほど近くでない限り使わないですよ。汗だくで行くわけにもいかないですから。クーラーの効いた部屋で数字だけ見てる人にわからない」
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冷房が「28度以下禁止」、スマホの充電は「1日2回まで」
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複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
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