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『虎に翼』で話題の土居志央梨、素顔は“よね”とは正反対「笑い上戸で、性格も楽観的です」

よねと自身との共通点は幼少期の体験

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轟(戸塚純貴)と法律事務所を立ち上げた頃のよね(写真提供:NHK)

──これまで演じられたことがある役は、いずれもロングヘアだし、笑顔がある役が多い。いずれもよねとはギャップがありますね。 土居:今回のお話をいただいたとき、演出の方から「みんなから“一歩引いて”見ている感じが、よねだと思った」と言われたんです。そのときはピンとこなかったんですが、よくよく考えてみると子どもの頃、父の仕事の都合で転校がとても多くて。  転校先の学校では人気者になることもあればいじめられることもあり、周りの大人やクラスメイトの様子を常に観察していたんですよね。「この人たちは、今何を求めているんだろう」「どうやったらこの輪に入っていけるんだろう」って。 ――『虎に翼』でも、よねが寅子たち女学生の輪から離れているシーンがたびたび描かれていましたね。 土居:女子部のみんながワイワイお弁当を食べているとき、よねだけひとりパンをイライラしながらかじっているシーンは、自分以外の人が楽しそうにしていて、自分は輪に入っていけない当時の気持ちが演じながらも蘇ってきました。

次作はよねとはまったく違う役

――今、土居さんには出演オファーが殺到していると思います。よねのイメージとしばらくの間は闘わないといけないのでは。 土居:そうですね。『虎に翼』がきっかけで私を知ってくださった方が多いと思うので、ここからどう変化していくのか、楽しんでもらえるように頑張りたいです。ちなみに今はまだあまり詳しいことを話せないんですけど、次作はまったく違う役で、長い髪のウィッグを被って演じることになると思います。 ──先ほど話に出たように、作品によっては性的なシーンも演じられているようですが、自分なりにお仕事を受ける基準って何か決めてらっしゃいますか? 土居:明確な基準というのはなくて、あくまで「直感」ですね。今はとにかくお芝居が楽しいので、どんな役にも挑戦したいです。
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ドラマのような意外なつながり!?
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