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「白砂糖は悪魔」自然派女子のストイックな生活

 女性も30歳ともなると、社会経験も積んで、個性が前面に出てくる年齢だが、なかには「一体、何があったの!?」とツッコみたくなるような不思議な迷走を始めてしまう女性も少なくない。読者諸兄の周りでもそんな女性を見かけたことがあるのではないだろうか。そんな『狂い始めた女の生態』について迫る!!

◆爽やかな山ガールとなら、むしろ一緒に狂いたい!?

オーガニック 化粧品メーカー勤務の田村典子さん(仮名・32歳)。放課後はファストフード、週末は家族でファミレスと化学調味料たっぷりの料理と炭酸飲料水ですくすくとジャンクに育ち、モデル並みのスタイルに。でも、夜遊びがしんどくなった28歳のころから、冷え性に悩まされ始め、食生活を見直すことにした。

「化学調味料や食品添加物は全部ゴミ箱へ捨てて、天然のものだけを揃えるようになりました」

 これまでは、お菓子とコーヒーのストックがないと貧乏揺すりが始まる彼女だったが、今や「白砂糖は悪魔」と謳い、ノンカフェインコーヒーしか体が受け付けないエコレディへと変身を遂げた。あまりにストイックなエコライフは疲れそうだが、健康に気を使ってくれるのなら、結婚相手としては狙い目かもしれない。

 アウトドアにハマる女たちも多い。デザイナーの中西純子さん(仮名・33歳)は、3年前、会社を辞めた際、沖縄の島での求人を見つけ、臨時的に住み込み女将となったことをきっかけに、沖縄とは切っても切れない関係になってしまったのだとか。

「島に行くと、本当に生き返るんです。島のエネルギーがもらえる。今は島が恋人」と愛おしげに語る。現在も休みとなれば、沖縄へ通っているという。

 仕事で煮詰まっていたときに山へ登り、頭がまっさらになった感覚が忘れられず、2週間に1回は思い立ったら一人で高尾山へ行くというのが、広告代理店勤務の古田美穂さん(仮名・30歳)だ。

「最近だと、鳥の声、木々の音がしないと安心して眠れなくて。禁断症状が出るんです(笑)」

 仕事仲間の間では美穂さんに電話がつながらない=山だろう、という認識が定着。いつしか下界に帰ってこれなくなるのではと心配する声もあるが、心身ともに健やかな女性たちとなら、喜んで一緒にアウトドアに狂いたいものだ。

「もう大人なんだから、そろそろホンモノの酒の味を知っておかないと」と、日本酒やワインにハマる女たちもいる。飲食店勤務の吉田志保さん(仮名・31歳)は、肌や体調が気になり始めたころ、「日本酒は美容にいい」と聞き、以降酒席では日本酒を中心に飲むように。今では、「ひとりで全国各地の酒蔵ツアーにも参加しています」というほどの酒豪に。肌ツヤも飲みっぷりもいい女性なんて、ぜひお相手をお願いしたいもの。

 安定したい、自分を認めてほしい、自分を高めたい……切実な理由でさまざまな趣味にハマる女たち。ひとたびバランスを欠いて迷走し始めるとなかなか大変な人種だが、迷走しないようにハンドリングできるかは男の力量次第か。

イラスト/ただりえこ
― なぜ女は30歳を境に狂い始めるのか?【8】 ―




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