親しい友人とのルームシェアでもトラブル急増中
近年、シェアハウスが人気だ。ただ、人気が高まるにつれ、トラブルも発生。都内のシェアハウスオーナーは、「最近は若い入居希望者が多く、なかにはノリで来る人もいて、管理が行き届かず住人間で問題が起こることもある」と話す。昨今のシェアハウスで巻き起こる、トラブルの実態を追った。
◆親しい友人とのルームシェアでもトラブル急増中!
「このご時世、入居率低下で大家さんも懐事情が厳しい。それで、条件を緩和して、ルームシェアを認める物件が、駅から少し離れたエリアを中心に増えています」
とは、都内の不動産関係者だ。多くが親しい友達同士でルームシェアを始めるのだが、その親しさゆえにトラブルになるようだ。
「女友達と暮らしていたらゴミ捨て、家事、部屋の片づけからお風呂の時間まで管理されました。『最初にきっちり決めないと』と言われたけど、実家にいるよりも息苦しかったです」(26歳・女性)
金銭絡みのトラブルも多い。
「光熱費は折半にしていましたが、相手は節約意識ゼロ。『オマエは多く使ってるから多めに払え!』と言ったらケンカに。それに、家賃を滞納されたり自分の部屋にあるカネを勝手に使われたり。あげく、退去時には一緒に買った家具を取り合って揉めた」(25歳・男性)
そもそも、生活観が合わないとお互いにストレスのもとになる。
「最近では、母子家庭の親子同士がルームシェアを始めることも多い。でも何時に寝かしつけるなど、双方の“子育て観”が違うからケンカになって相談に来られたこともあります」(前出の不動産関係者)
ルームシェアをするなら、まずは相性を確認すべきか。
― 魔窟化するシェアハウスの(狂)ライフ【4】 ―

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