扇風機付き作業着「空調服」。石の上にも3年で大ヒット
発売当初は売れなくても、後にヒットする商品もある。例えば、扇風機付き作業服「空調服」。
「もともと水を蒸発させて冷やす効率の良いクーラーを作ろうとしたんですが、『部屋全体じゃなく、人間だけ涼しければいいのでは?』と考え、服に水のタンクをつけて散布し、ファンで蒸発させ、気化熱で冷却させるものを思いつきました」(空調服の市ヶ谷弘司社長)
当初は、水が漏れる等の問題があったが、「人間は暑くなれば汗をかくから、水を散布しなくていいのでは?」と思い、服の腰部に2基のファンをつけた商品が’04年に完成。’05年に正式販売した。
「テレビなどで紹介され、話題になったのですが、最初に発注があったのは、金属の溶接などとんでもなく暑い場所ばかり。すると、『暑くて使えない』という声もあり、当初はあまり売れず。もともとブラウン管用測定器の会社だったため、販売ルートがなかったことや、当時は乾電池式で3~4時間で切れてしまったこともあります」
それが、専用のリチウムイオン電池の開発で長時間使用が可能になったこと、建設関係の代理店がついたことで認知され、火がついた。リピート率の高さも、ヒットの大きな要因で、’14年には前年の3倍超の25万着を売り上げた。
― [あの大ヒット商品]は既に日本で作られていた! ―
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