雑学

世界最強メンタリストが語る【仕草と本音の関連性】

メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND

『メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND』

「目は口ほどに物を言う」とは、日本では古くから伝えられることわざのひとつ。「目つきにこそ、人の気持ちがあらわれる」という意味を持つ。

 しかし、このことわざを「実弾を使ったロシアン・ルーレット」や「宝くじの当選番号当て」「交霊会」などを披露し、世界中で物議を醸した著名メンタリスト、ダレン・ブラウン氏は真っ向から否定する。

 感情が表情に表れる顔は、もっとも本音の出やすい部分かと思われがちだが、「言葉の裏で本当はどんな感情が渦巻いているのか、そのサインを読み取るのには実は『顔』がもっとも難しい場所」とダレン・ブラウン氏は指摘。

「人間は一般的に表情をコントロールすることがかなりうまく、『本心』を知るには、笑顔の前にほんの一瞬よぎる怒りや不安の表情、もしくはビデオの再生機能を利用したり、高度な訓練を受けない限り確実に読み取るのは難しい『微表情』のように、わずかに垣間見られる表情をキャッチしなくてはならない」

 実は本心からくる感情のサインであっても、そのすべてを意識的にすべて顔に出すのは逆に難しいことだそうだ。つまり、目も口と同様に「本音」を言わないことも珍しくないということだ。

 では、逆に“雄弁で素直”な体のパーツとはどこなのだろうか?

◆手

 話しながら手が動く場合、その仕草には本音が隠されていることがあるとダレン・ブラウン氏は指摘する。

「何かを“天秤に掛ける”ジェスチャーは、その人がどちらの方向を考えているのか知る手がかりになることがある。たとえば、Aという選択肢とBという選択肢のどちらを実行するかまだわからないと言いながら、人は両手を天秤のようにして“重さを量る”仕草をし、決めかけている状態を表現する。たいていの場合、話し手は選択肢を口にしながら片手ずつ手をあげるので、どちらの手がどの選択肢を指しているかは明らか」

 相手が言葉と行動を合わせてみたとき、発言している本人ですらも意識できていない本音に気付くことがあるという。

◆足

 また足は「逃避」の意思が表れやすいとのこと。

「立っているときに誰かがつま先で床を小刻みに叩いたときは、逃げ出したいというサインである可能性が高い。また、深刻な話題になると突然足を組んだり、組み替えたり、組んでいた足を下ろしたりする動作にも注目しよう。こうした居心地の悪さのサインは、その話題が相手の不安をかき立てているかどうかを見極めるのに役立つ」

◆肩

「相手が居心地悪いと感じる話題をきみが持ち出したり、相手が同意していないときは、きみから肩を少し離すことで気持ちを表現するはずだ。この動作を、相手自身が話をしている最中にした場合は、相手が自分の話に居心地の悪さを覚えていて、もしかしたら嘘をついていることを暗示している」

 肩をすくめる仕草も、話をしている人から逃げようとするサインであり、自分の話に確信が持てていないことの表れであるとダレン・ブラウン氏は語る。

「すべての超常現象は科学的に再現できる」と豪語し、スプーン曲げや読心術、催眠、暗示誘導、未来予知などのパフォーマンスを披露したDaiGo氏の登場によって、一躍、注目を浴びることとなったメンタリズム。そのDaiGo氏が尊敬する世界一のメンタリストの使い手として名を挙げるのが、ほかならぬこのダレン・ブラウン氏なのである。

 日本ではまだまだその本質が完全に浸透しているとは言えないメンタリズム。大掛かりなパフォーマンスから、日常の些細なコミュニケーションまで関係するその世界は実に広くて、深いようだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>

『メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND』。最強メンタリストの著書が日本発上陸。原書を「何度も読み直した、僕の聖書(バイブル)です」と語るあのDaiGo氏が翻訳を担当している

メンタリズムの罠 TRICKS of the MIND

催眠術、マジック、記憶術、コールド・リーディング、NLP…
世紀のメンタリスト、ダレン・ブラウンがその仕組みを暴く!




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