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老化に大きく関わる「男性ホルモン」のメカニズム

“成長”ではなく“下降”が始まる40歳。老眼、白髪、加齢臭……我が身に訪れる老化現象。その変化に過剰に抗うでもなく、絶望するでもなく、ただ老いていくにはどうすればいいのか? 城西クリニックでメンズヘルスの専門診療を行う久末伸一医師による代表的な老化現象のメカニズムを解説してもらった。

◆勃起不全対策

「朝勃ちの回数が減っている人は要注意です。自身の高校時代を思い出していただければわかると思いますが、健康的な若い男性なら毎日あるのが普通。まあ、週に2~3回あれば何とか及第点といえます。週に1回あるかないかという人は、相当に男性機能が落ちている証拠です」(久末氏)

 その改善法は、睡眠時間の確保、アルコールの摂取を控えるなどが、まずは基本となる。

タマネギ「症状が軽度な人は食生活の改善だけでも効果が見られるはず。男性ホルモンの分泌を促進するアリシンの豊富な食品を摂るといいですね。代表的なものとしてはタマネギ、ニンニク、ニラといった、ニオイの強い野菜類。ビタミンB1の豊富な豚肉や、牛肉の赤身と一緒に調理するとなおいいです。冬場は亜鉛の豊富なカキもいいですね」(同)

◆老化に大きく関わる男性ホルモン、「テストステロン」とは?

 男性の老化現象は男性ホルモンであるテストステロンの減少に起因するものが少なくない。すでに紹介した薄毛(http://nikkan-spa.jp/552976)や勃起不全のほか、うつっぽさや、やる気がないといったメンタル面でも影響を与えているし、ぽっこり出たビール腹もまたテストステロンの減少による筋力低下が原因とか。対処法はないのか?

「まずは筋力トレーニングですね。全身運動がいいのですが、筋肉量が多い太ももを鍛えるスクワットはオススメです。また、睡眠不足でテストステロンは一気に下がりますので睡眠時間の確保を。40歳前後で2日徹夜したら分泌はほぼゼロ。徹夜は厳禁ですよ」(久末氏)

 面白い(?)のは、なんでもこのテストステロン、分泌が多いうちは攻撃性や性欲が強く、減少すれば性欲も衰え、太りやすくなりルックスも悪くなるとか。

「男性にとっては真剣な悩みでしょうが、奥さんからすると実は都合がいい部分もあるのかもしれませんね(笑)」(同)

【久末伸一氏】
城西クリニック医師、順天堂大学泌尿器科准教授、城西クリニックメンズヘルス外来で診療を行う。同クリニックの「男性力ドック」では男性ホルモン値などから不調の原因を探り、身体とメンタル両面でのケアを行う
●城西クリニック http://www.josaiclinic.com/

― 40歳からの[正しい老け方]研究【7】 ―




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