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40代でやる気が出ない原因は「男性ホルモン」の減少…どうすれば防げる?

 40歳を過ぎ、直前にやろうとしていたことがわからなくなった経験などはないだろうか。どこか自分の脳や体に不具合を感じ、20~30代にあった成長している意識は薄れ、むなしさや停滞感が心を支配する――。人はなぜ老化&劣化し、成長を止めるのか? 今回は「男性ホルモン」に注目。健康面から停滞した人生を劇的に好転させるメソッドを大公開する。 サラリーマン

男性ホルモンが加齢で減少すると死亡リスクが増加する!

「もはや成長は見込めない」と停滞感を覚えて、ふとむなしくなる。それはテストステロン(男性ホルモン)の減少が原因かもしれない。男性更年期障害に詳しい順天堂大学の堀江重郎教授が解説する。 「胎児のときにテストステロンを強く出すことで、男性は男性として生まれてきます。生まれてからは、外に出て獲物を獲ってくるために必要なホルモンとなり、現代に置き換えれば、第三者から評価されるために必要な“意欲”に関連します。テストステロンは、20代をピークに年を重ねるごとに低下。  ただし、下がり方は個人差が大きく80歳でも30代と変わらない量をキープする男性もいる。減少する最大の原因はストレスで、交感神経が緊張することで下がります」
まだ成長できる人

堀江重郎氏

 下がりすぎるとどうなるのか。 「下記(1)のように病気のリスクが高まります。身体面では性欲の減少や、だるさ、不眠、精神面ではやる気が減退して会社に行けなくなることも。逆にテストステロン値の高い人は、大きな病気になりづらく長生きするという下記(2)のようなデータもあるんです」 === ▼(1)中高年が気をつけたい病気 ・うつ病 ・生活習慣病 ・がん ・LOH症候群 ・脳血管疾患 ・前立腺疾患  テストステロンの減少が、いわゆる男性更年期障害の原因になる。中高年は上記の不調や病気が出てくる可能性が高まるので注意。 ▼(2)テストステロンと死亡リスク ・テストステロン値:①360 ②360~450 ③450~564 ④564(ng/dl) ・あらゆる死亡:①1 ②0.75 ③0.62 ④0.59 ・心臓血管病による死亡:①1 ②0.89 ③0.60 ④0.53 ・がんによる死亡:①1 ②0.74 ③0.77 ④0.71  テストステロン値が360を1とし、テストステロン値が高くなるほど、全ての項目で死亡リスクの数値が3割から5割程度減少する。(Khaw KT, et al. Circulation 116: 2694-2701, 2007.) ===
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